アメリカの養子縁組制度の闇を描いた「ブルー・バイユー」を鑑賞映画

アントニオ(ジャスティン・チョン)は韓国で生まれ、3歳で養子としてアメリカに渡る。その後彼はシングルマザーのキャシー(アリシア・ヴィキャンデル)と結婚し、娘のジェシーと3人でつつましく暮らしていた。だが、ある日、警官ともめたアントニオが逮捕され、30年以上前の書類の不備によって移民局に引き渡された上に、強制送還の危機にさらされる。(シネマトゥデイより)

 

韓国系アメリカ人のジャスティン・チョンが、監督、脚本などを手掛けたヒューマンドラマ。

3歳でアメリカに養子としてやってきて30年以上経ってから当時の書類の不備で強制送還されることになるという社会派な作品。

強制送還されたところで、言葉も通じないし、住むところも仕事もないのに・・アメリカってひどい・・

30年前の韓国人女性の描きかたが時代錯誤な感じもあるけど、問題提起してくれる作品。

全てがうまく行かないアントニオがこの先幸せになりますようにと祈らずにはいられない・・あ〜切ない。

 

アメリカでは養子縁組が普通に行われているような印象があるけれど、書類の不備で養子縁組された子どもたちに永住権がないという状態が多くあるということも、一歩間違えば人身売買になりかねないという国際養子縁組の問題も改めて認識した。

いい方法があるといいのにね・・