アメリカの人種差別を歌ったジャズシンガーの半生「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」を鑑賞映画

1940年代、公民権運動黎明期のアメリカ。国民の反乱の芽を摘む目的で、FBIはジャズシンガーのビリー・ホリデイ(アンドラ・デイ)に的を絞る。彼女が歌う「奇妙な果実」は、公民権運動を扇動する危険な曲とみなされるが、ホリデイは決して歌うことを諦めなかった。FBIはホリデイを逮捕するため、おとり捜査官のジミー・フレッチャー(トレヴァンテ・ローズ)を送り込む。(シネマトゥデイより)

 

ジャズシンガー、ビリー・ホリデイと、アメリカの対決を描くヒューマンサスペンス。

今も続くアメリカの黒い闇、人種差別を告発する「奇妙な果実」を歌い、FBIに狙われ続けたビリー・ホリデイの半生を描いた作品。

確かにアルコールとクスリに溺れて44歳で亡くなったけれど、クスリを撲滅するためという大義名分を掲げて1人の女性を執拗に追い込むアメリカって一体・・彼女が白人で、「奇妙な果実」を歌っていなければほっといたはず・・全然平等じゃないのよね・・

「奇妙な果実」がどんな歌なのか知りたくてYoutubeで確認した上での鑑賞だったけど、映画では怒りに満ちたビリー・ホリデイだったけれど、動画では物悲しくて切なくて、やるせない思いがこみ上げてくる・・

っていうか、この手の天才的な歌姫たちの作品って度々目にするけど、みんなだめんずなのが本当に不思議。