シネマカリテで上映中「トムボーイ」を鑑賞
ある夏休み、一家で新しい街に越してきた10歳のロール(ゾエ・エラン)は、「ミカエル」と名乗り近所の子供たちに自分を男の子だと思い込ませる。やがて、仲良くなったリザ(ジャンヌ・ディソン)と二人きりで遊ぶようになり、彼女がミカエルとしての自分に好意を抱いていることに気付く。ロールはリザの気持ちに戸惑いながらも、二人はさらに距離を縮めていく。そして新学期が近づく夏の終わり、友人や家族たちとの間にも変化が訪れる。(シネマトゥデイより)
夏休みの間に新しい引っ越し先で出会った友達に男の子として振る舞うロールのひと夏を描いた作品。
『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督の2011年製作作品なのに今になって公開って・・2011年だと日本ではまだ早すぎたってことなのかな??
嘘はダメだけど、男の子ごっこではないロールの気持ちを考えると複雑・・生まれた時の性別に違和感を感じたこともないし、親でもないし、自分の置かれた立ち位置で感じ方も違うんだろうけど、大人としてどう対応するべきなのかを考えさせらる。
10歳の子どもにこんなことをやらせたのかって反発があるかもしれないけど、オーディションで選ばれたという当時10歳のロール役ゾエ・エランの瑞々しさが余計に切ない。