連休最終日に当たる5月6日・ソウルでの最終日も、ウェスティン朝鮮ご自慢の「アリア」で朝食をいただき、お天気も悪かったので出歩くこともせず、エグゼクティブラウンジに籠もって、じい君お仕事、アタシは成瀬さんの世界に浸って過ごしました。
翌日午前9時発の飛行機で帰国しなくてはならず、よって午前4時に起きねばならないという状況でしたので、午後5時には夕食を摂ろうということになりました。
そこで、ウェスティン朝鮮から徒歩5分くらいで着く『新世界百貨店』に向かい、本館5階に入っている老舗『クンキワチプ』でカンジャンケジャンをいただくことに決めていました。
16年以上になる昔、よくソウルに行っていた頃は、必ず『クンキワチプ』本店に伺っていましたが、現在では本店は移転されているようです。そのうえ、本店は日曜祝日はお休みなので、今回ソウルに行っても伺えないかも、と思っていましたが、食い意地の張ったじい君w、デパートの食堂街に支店を出されたらしいという情報をつかんでいたのでした
『クンキワチプ』の新世界百貨店のお店は、本店と違って予約も不要ですし、デパートの営業時間内なら早めのディナーもいただけます
いつもロッテ百貨店にばかり行っていたので、新世界百貨店は初めてでした。
もともとの百貨店の歴史のありそうな「本館」建物の後ろに、現代風ビルディングの「新館」がくっついています。
レストラン街は「本館」にありました。
翌朝が午前4時起床で午前6時にホテルを出発するので、「アリア」どころかラウンジでも朝食がいただけないので、食後に「フルーツでも買おうか」と新館地階の食品売場を覗きましたら、2月にロッテ百貨店で「もう扱っていません!」といわれた「朝鮮ホテル(現・ウェスティン朝鮮)のキムチ」が売られていました
実はアタシはキムチの味はあまりわからずw、冬場にモランボン社の「チゲ鍋の素」を使ってチゲ鍋を作るときだけ「白菜を入れると水っぽくなる」と、じい君が言うので、白菜の代わりに白菜キムチを加えるようにしており、その際に買うだけという状態でした。
そのくせ、2月の訪韓の前に他人様の YouTube やブログ、トリップアドバイザーの投稿を拝見して「朝鮮ホテルのキムチは格別で素晴らしい!」「 味に深みがあって、普通のキムチとは一線を画す。」という、キムチ通の皆様の絶賛状態を知り、「1度食べてみたいなぁ」と思っていました。
まぁ、いわゆるミーバー的な興味です
ソウルに来るのも最後と思い、「結局、朝鮮ホテルのキムチとはご縁がなかったなぁ。。」とちょっぴり残念に思っていたのでした。
しかし、新世界百貨店の地階にはありました
キムチ売り場の店員さんは、ロッテ百貨店でもそうでしたが、ほぼアタシと同世代の女性で、日本語がペラペラでした
「あのぉ、これって朝鮮ホテルのキムチですよね」
と、恐る恐るうかがうと、
「そうですよ!日本に持って帰られるように包装します。いかがですか?日本で売っているキムチとはレベルの違う美味しさですよ。」
と勧めて下さいました。
やったね
「では、白菜キムチを下さい(諸々の情報源から、カクテキなど他の商品も大変美味しいと聞いておりましたが、食べ方が判らないので)。」
「白菜キムチだけでいいですか?」
「はい。」
すると店員さんは白菜キムチを一塊取り出し、ラップその他でグルグル巻きにして圧縮され、気圧調節か何かのついた袋に密封して下さいました。
「本当に美味しいですよ。きっとあなたはまた買いに来られます!」とニコニコしながら渡して下さいました。
他に1口大に切り分けた果物(西瓜とマンゴーでしたね)、今回の訪韓では飲む機会のなかったマッコリを買って会計をすると、1万W強前後が2点のレシートに、1つだけ4万W強の表示が。
じい君が「こら!持って帰られへんのに、高いマッコリ買うて。今夜中に一人で飲めよ。わいは苦手やからな!」と文句を言います。
「へぇ、マッコリってそんなに高かったかなぁ?」と不審に思って、会計の間違いかと思ったのですが、それがキムチの代金でした!
お味だけでなく、お値段も桁違い
それにしても最後の最後に「1度食べてみたい」と思っていたキムチが手に入るとはなんて幸運なことでしょう
ヘルシーだった夕食が物足りないと、ラウンジのカクテルタイムに。
アタシも泡をいただきました♪
ソウル最後の夜に乾杯です
翌日、ホテルのモーニングコールのお陰で無事午前4時に起きられ、帰りは金浦空港からだったのでホテルのリムジンを奢って無事に帰途に就きました。
機内食は「Chinese or Korean?」で、じい君は Korean アタシは Chinese に。
飲み物は、往きの便で学習したのでw、メニューにはない「ペリエ」をオーダーし、無事に「サン・ペレグリーノ」をいただきました。
さて、最終日まではおとなしくしてくれていた魔女っ子ふうちゃんですが、関空に着いた途端に魔法が掛かり始めました
to be continued...