急に寒くなったと思っていたら、もう大寒です雪雪の結晶

 能登の被災者の皆様、アタシなどと違って寒さに耐性はおありかもしれませんが、避難所での生活は大変だと思います。

 

 日曜日には、じい君の母方の実家にお邪魔しました。

 家業を継がれて社長をしていた叔父様が亡くなり、アタシの尊敬する憧れの叔母様がおひとりで旧家の町屋建築にお住まいなのですが、「リフォームしたから見に来てね。」とお誘いを受けて、じい君とふたりで伺ってみました。

 とても綺麗にリノベーションされていて、町屋カフェや町屋ギャラリーも開業できそうな、お洒落な空間に様変わりしていました。

 立派な梁を残して、ほとんど改装されていましたが、仕上がったばかりということで、まぁ広々として素敵になっていました。

 京都の町屋があれこれ有名ですが、姫路も城下町だけあって見事なものでした。

 製粉業を生業にされているお宅だったので、そういう加工場とか事務所が建っていたところを全部取り壊して素敵にお直しされていました。

 

 じい君の母方の伯父伯母というのは、なんと11人兄弟でして。

 じい君の実母が五女とかで、養母(アタシの姑として君臨していた人w)は七女になるのかなはてなマーク

 お正月に皆さんで集合した写真が出てきたからと、叔母様が引き伸ばした写真をコピーされて、訪れた親族に下さっています。

 リノベーションの際も「お仏壇があるから」と触らないでおかれた現存するお座敷に、ご両親(じい君の祖父母)とその11人兄弟が勢揃いした写真が圧巻でしたねこクッキー

 1人も子どもを産んでいないアタシなんか卒倒しそうでしたw

 

 そのだだっ広いお家に残された叔母様は80代半ばですが、現代でもご出身地では一番優秀な加古川東高校を出られ、もっといくらでも良い大学に行けたと思いますが当時のこととて「女の子は短大でいい!」と親御さんに言われて、神戸の短大を出ておられます。当時は短大に行く人も滅多にいなかったそうです。

 叔母様は教養高く、まだまだ矍鑠としておられます。お話をしていると、叔母様の聡明さや性格の良さが余すところなく出ていて、一層敬意を強くしました。

 

 じい君の養母さんはかなり強烈な方で、文字通り「誹謗中傷の天才」でした。

 アタシもかなり酷い目に遭わされましたが、叔母様の百分の一くらいのものでしょう。養母さんの姉妹も、皆さん粒ぞろいの「性悪」で「誹謗中傷の天才」だったとのことですが、33歳で亡くなったじい君の実母には、叔母様が嫁いでこられる時にはすでに亡くなっていたので、会ったことがないそうです。

 叔母様の遭ったイジメの話は本当に陰惨で、「よく頑張られたなぁ」と、大変感心しました。

 じい君の養母さんは、アタシのことも非常にねじ曲がった悪い噂を流していたようで、叔母様は「口に出すのも憚られるようなことを言いふらされていたよ。ここで口に出すと私が嫌悪されそうだから言うのは勘弁やけど。」と仰っていたくらいです。

 写真を数枚拝見すると、「お金持ち」「名家」自慢のそのお宅の女性陣はどこに行くにも髪を結い上げて派手な和服で着飾っているのに、じい君の実母だけは常におかっぱ頭で洋装です。

 いわゆる「モガ」だったのでしょうか。

 他の姉妹が一般的な美人なのに、じい君の実母だけは「個性的な容貌」で、有名人でいうと女優の藤山直美さんに似ておられますひらめき

 お正月の集合写真でも、これでもか、と華やかな和装で決めている姉妹の中で、一人だけ学校の制服をお召しで、大きな目をわざと細めているような表情をされていて不機嫌そうでしたw きっと家族の中では「変わり者」だったことでしょう。

 

 昼間に小一時間ほどお邪魔しただけなのですが、「立派な建物やったけど、昔のお家は寒いねぇ不安」と帰宅してから言い合ったことでした。じい君など、「骨まで冷えたガーン」と言ったくらいですw

 能登の被災地の様子がTVに映っていましたが、本格的な日本家屋が多くて、本瓦葺きの梁の立派そうなお宅も多め。被災する以前だって普通の現代住宅よりもかなり寒かっただろうと想像されます。2階から屋根裏にかけての壁紙が剥げてふうパンダもみじのウォール・ステッカーが貼ってあるようなボロっちい我が家ですが、軽量鉄骨のお陰か断熱材が効いて、いつも昼間は暖房要らずなくらい暖かくて助かっています。

 

 その前日と前々日には、京都に行っていました。

 2016年に叔父様がまだお元気で、叔父様ご夫妻とアタシ達夫婦の4人で遊びに行ったホテルへ。

 翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都です。

 まず、そのときの写真を。

 

 

 阪急「嵐山」駅から人力車で迎えられる。

 変わらず立派な玄関

 温泉付きツイン「柚の葉」

 ライトアップの庭園巡り

 

 

 その後3年で叔父様が亡くなられ、叔母様は4年くらい立ち直れなかったとのことでした。4人ものお子さんを生したご夫婦は、見合い結婚と思えないくらいアツアツでした。叔母様は「そりゃ、お宅のお母さん(夫の養母)1人でもものすごかったんやけど、主人のことは大好きやったから耐えたんよ。」と仰り、お惚気と愚痴とが交互に出ていましたw

 

 で、今回令和6年の京都旅行。

 またまた懐かしの「翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都」へ。

 じい君なんと、こちらでマリオットグループ宿泊千泊目拍手拍手拍手拍手拍手

 中年以降のじい君の人生に、マリオット(元SPGね)グループは欠かせないものになっていました。

 まず、ポイント宿泊(無料です目がハート)でスイートナイトアワードを申請し、お部屋のランクアップをおねだりしていたのですが、アンバサダー資格最終月だったうえに千泊目が効いたのか、こちらのホテルで上から2番目の「玉兎」に泊めてもらえました爆  笑爆  笑爆  笑お祝いアップ

 

 

 専用のお庭音譜

 ご満悦のじい君にやり

 お祝いのブーケをいただくブーケ1

 リビングの見事な襖絵

 1ヶ月経っているアタシの誕生祝い汗

 洗面所

 檜の温泉風呂♨

 

 

 このホテルも、奈良の紫翠と同じく(というより、こちらが先に始められた)、ラウンジが無い代わりに「シャンパン・ディライト」が宿泊客用に毎夕開かれます。

 

 

 じい君めっちゃ上機嫌♪

 お突き出し 

 ひと月経っているのにBDプレート汗

 珍しく4杯もいただいたびっくり

 

 

 ひとしきりシャンパンシャンパンシャンパンを楽しんだ後は、メインダイニング『京翠嵐』でのディナーをいただきました。なにしろ、無料で泊まっているのだから多少はお金を遣わないとね、ってことで「錦繍」コースをいただきました🙏

 お料理はすべて美味しく美しく、食器も芸術作品ふうで、非日常を堪能しました。

 

 

 お皿が独創的キラキラ

 メニュー

 トリュフ載せだし巻きが目がハート

 鴨汁ラブラブ

 柚子入りてっさスター

 河豚の唐揚げ合格

 近江牛ステーキ

 フォアグラ最中

 八寸

 酔ったじい君、お花を。。

 鰻ご飯

 デザートと抹茶ラテ

 千泊お祝いプレートお祝い

 幸せいっぱいのお顔目がハート

 

 

 じい君にとって、最高の滞在だったようですボトルシャンパン

 「翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都」さまのおもてなしは半端なく、じい君ったら、「あー頑張って生きてきて良かった!!」と大喜びでした上矢印

 

 そういえば、8年前に叔父様ご夫妻とこのホテルに泊まった際には、叔父様ご夫妻が「玉兎」に泊まられ、アタシ達夫婦は叔父様のポイントで「柚の葉」に泊めていただいたのでした。叔父様がじい君同様「お肉大好き」な方だったので、ディナーは貸し切りの鉄板焼きでしたね。。

 日曜日に叔母様が「最近どこかのホテルに行った?」と訊いて下さいましたが、なんだか申し訳なくて「はぁ・・・まぁ」などと口を濁しましたっけ。

 叔母様は同世代の方々の中でもお元気でしょうし、遺産もそれなりに受け継がれていてお金持ちですが、やはりおひとりでは叔父様と泊まり歩いたマリオットグループのホテルには行く気になれないそうです。

 アタシはじい君よりも長生きしてしまったら、お金もないし、白浜に行けたら行く、みたいになるでしょうね。

 でもふうパンダもみじがいなくなってしまったら、白浜にも行かないだろうなぁ。

 「年金は70になってから受給しなさい。その方が得だから。」みたいな年金事務所からの電話を受けた話を書きましたが、まだ鐚一文年金受給をしていないのに、65歳になったからということで介護保険料を請求されました叫び

 

 

 介護保険料請求書NGゲロー

 

 

 もしオススメに従っていたら、5年間鐚一文もらえないのに毎月15,000円余分に減収する羽目になっていましたね。

 それでその状態で65歳~70歳で死んだら、まんまとお国の思うつぼドクロ

 よく還付金詐欺事件が発生しているけれど、毎月これだけ取られていて介護を受けていない老人が、「そうだよねぇ!こんなに取られるの、おかしいもの。いくらか還ってくるはずだよねぇ、介護も受けていないのに。」と思い込んで引っかかっているのだと理解しました。

 海外在住の友だちに「最後に住むのはどこがいいかしら。ニッポンならどこがオススメ?」と訊かれましたが、この件でニッポンには嫌気がさしたので「日本に来るなら遊びにおいで。絶対に住んだらあかん!」と答えるつもりです。

 

 さて、そんな不快な話は措いておいて、翌朝も『京翠嵐』で美しいお庭を眺めながらブレックファストアップ

 

 

 美味しい嬉しいラブラブ

 雨で苔が綺麗だった。

 じい君の和朝食

 アタシの洋朝食

 和にも洋にも小さなビーフストロガノフが爆  笑

 

 

 せっかくの嵐山ですが、雨でも土曜日は人出が多く、ホテルに籠もって過ごしました。車の送迎もじい君が千泊目だったからということで、特別に往復お願いできました。本当にお世話になって恐縮至極です🙇

 大変お世話になったのですが、読了した本を置いてくるのはやめました。

 なぜならば・・・2冊ともこのホテルとは格が違うというのか、毛色が違うというのか、「いやげもの」になりそうに感じましたので。

 読了したのは、湊かなえさんの『人間標本』と、神垣しおりさんの『逃げられる人になりなさい』です。

 

 

 

 

 前者は言わずと知れた「イヤミス」の女王様の最新作で、後者は広島にある受験の名門校・ノートルダム清心中学校・高等学校(お嬢様学校的名門校は広島女学院。)校長先生の教訓書みたいなものです。

 

 そうそう、そういえば「広島出身なのにどうして広島のノートルダムに行かなかったのぉ?」と、ニヤニヤ笑いながら訊いてきたベンゴシ夫人が2人いましたニヤリ

 姫路のそのベンゴシ夫人達以外にそんなことをわざわざ問いただすような人間には会ったことがありません。

 あそこは東大や京大に進学する人も珍しくなく、国立大の医学部にも毎年何人も送り込むような偏差値のブチ高い(急に広島弁w)学校です。

 そこに入れない人が特別ダメでもバカでもないという高レベルな学校なのに、何を考えてそんなことを言ってくるのか、と驚きましたw

 「バカなので、入れなかったんです。」と言わせて嘲笑いたかったんでしょうか。

 まぁ受けていませんが、受けていたとしても絶対に合格しないと思います。

 「偏差値50くらいの大学を出ました」という人に向かって、「どうして東大に行かなかったの?」とか言いますかね?

 ほんまに当時の姫路のベンゴシ夫人って、変わった人が多かったですね。

 まことに下らないイジメを受け続けたものです不満

 そんなこと聞かなくても、「入学試験に受からないから」に決まっているでしょ?

 アタシは受験においては「受かりそうな学校しか受けない」のがモットーでして、普通に暮らせて背伸びをしないで通える学校にしか近づきませんw

 これは学力だけでなく、「学費の馬鹿高い、自称他称名家の人が集うお嬢様学校」みたいなのも、後々楽しく通えなくなるだろうし、ずっとお付き合いできる友だちに恵まれないだろうと思うので、近づきません。

 「東大じゃないと行かない」みたいな思い入れのある人もおられるのでしょうが、アタシはそういうタイプじゃありませんからね。どこかの学校に思い入れがあったり、その学校の雰囲気(名家の子が行く、金持ちが行く、みたいな都市伝説を利用して、自分を飾る人いますよねw)を利用したいとは思いません。

 今まで喜々として他人にイヤな思いをさせたがる人にたくさん出会いました。

 これから年齢を重ねて、認知症等を発症し、本来の気持ちに従った行動が取れなくなることがあるかもしれませんが、そうでない限りは他人様にイヤな思いをおさせしないようにと気を引き締めていこうと思います。

 現世でも、冥界でも、これ以上「邪悪の念に満ちた誹謗中傷の天才」達と会うことのないように願うばかりです🙏

 

 閑話休題

 この2冊の本がどうしても「翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都」に置く気になれなかったのは、どちらも立派な方の書かれたベストセラーなのですが、アタシにとっては読後感が「・・・」で、こちらのホテルの雰囲気とは相容れないと感じられたからです。以前は湊かなえさんの大ファンの友だちがいて、「読んだら全部ちょうだい!」と言っていたのですが、彼女が帰天されたので。

 神垣校長先生のご本は、学生さんにとっては読んで為になる人生指南書でしたが、大人のラグジュアリー空間ではシラケてしまいそうな気がしました。

 人間の孫でもいれば読ませたいと思うさすがに優れた内容でしたが、アタシの孫パンダもみじには読めないしw

 「人生がまだ延々と続く」という世代の方には、読むと大変参考になる書であると思います。