空路 からボストン入りする場合は、ローガン国際空港を使う。 
 アタシは現地時間で2012年5月27日(日)午前11時半頃、JAL8便で到着した。

ローガン国際空港付近2

 

 着陸寸前、窓から景色を眺めて・・・「この空港も関空みたいに島仕立てだったと記憶するけど。。あれっ 先に見えるのは家っ? こんなに空港から近いところに住宅街があるわけ!?」というのが衝撃的第一印象だった。

ローガン国際空港付近1

 

 結構たくさんのお家 が空港対岸にずらっと並んでいて「うるさくないのかなぁ。。」と不思議だった。日本の沖縄で米軍基地問題が起こっているが、普天間基地などの様子を で見ていると、家々や小学校の真上を米軍機が離着陸のための低空飛行をしている画面が映り、それはそれはうるさくて沖縄の皆さんがお気の毒に思うのだけど、ローガン国際空港付近も似たり寄ったりな風景である。どうして沖縄の場合は騒音で辛い悲劇的な様子となり、ローガンの場合は特に問題なくハッピーな風景になっているのだろう。

ローガン国際空港付近3

 

 へぇっ、ヨットハーバーまで滑走路のつい向こうにあるよ。
 なんでこんなにハッピーそうな風景なんだろう。空港と目と鼻の先にこんな住宅地が・・・。しかも、結構大きな邸宅が並んでいるよ。上から見たらプール付き豪邸も結構あったなぁ。なんだかこの辺のお宅って、悲劇の沖縄と全然違うよ。
 離着陸するのが、軍用機と旅客機という違いがここまでの差を生むものなんだろうか。。
 そうはいっても、騒音という点だけを考えると、軍用機よりも旅客機の方が大きい分うるさいのではなかろうか!?
 この際、米兵が沖縄の住民に悪さをするというような問題はいったん措いておいて、騒音被害という点だけを考えると、なぜ沖縄だけ悲惨で気の毒で不幸そう な図になるのか・・・アタシとしては、このローガン国際空港付近の家々 が楽しくハッピーな様子 で建ち並んでいる風景を見るにつけ、本当に不思議でたまらなかった。
 理系バカなので、よく知らないのだが、日本の建築においては防音設備がアメリカに比べてとても劣っているのだろうか。
 我が国の総理が交代するたび(だいたい1年かなぁ)に、アメリカ訪問をして大統領か国務長官にご挨拶しているが、そのたびに沖縄米軍基地問題について揉めることになっている。
 ローガン国際空港の周りを見て、何となくアタシはアメリカ側が沖縄撤退を拒もうとする気持ちがわかるような 気がした。。「飛行機がすぐそばを飛ぶのがなんでイヤなの?」みたいな部分もあるのではなかろうか。「お宅の国も守ってあげるんだよ。どこかにうちの兵隊たちが快適に過ごせて便利な離着陸基地がないと困るじゃん 。嘉手納でも普天間でもそれなりの規模の基地を用意してくれないとね!事故の可能性がゼロじゃない限り、本土よりは沖縄の方がお宅らにも都合いいんじゃない?沖縄は物価安いし、うちの兵隊も気に入ってんだ。なんでダメなの?」・・・こんなに単純じゃなかろうが、こういう気持ちが下地なんじゃなかろうか。
 なにしろアメリカ東海岸の大都市の1つであるボストンの空港の周りには、結構な住宅街があるのだ。すぐそばを騒音あげて飛行機が飛ぶ というのは、そこの住人にとっては楽しかったりするのかもしれないのだ。
 本当に異国文化理解というのは難しいものなんだろうなぁ・・・と、感じ入った次第。

プライベートジェット

  あれ?あんなに小さな飛行機がいっぱい。
 あれがプライベートジェットなのか !
 日本だと調布(東京)か八尾(大阪)あたりに駐機しているらしいけど、 で見た限りみみっちかった。こちらでは普通の空港に駐機していて結構な数。
 アメリカ在住の知人(日本人)が「日本の金持ちなんかみみっちくて」と口を揃えて言うけれども、さもありなん。。ロックフェラーとかモルガンとかの伝説でしか想像できなかったけど、はいっ この目で確と拝見した。
 羨ましいと思うほどの覇気はないアタシ だが、さすが世界に冠たる大国だー 
 この数から想像すると、プライベートジェットを持ってるのはハリウッド・スターだけじゃないんだね・・・ってボストンだよ・・・お馬鹿だねぇアタシってw 。