日フィル定期終了しました
なんと本日6/11(ドイツ時間はまだセーフ?)はR.シュトラウスのBirthdayでした
一昨日以上に熱のこもった演奏会だったように思います
今回演奏した「ツァラトゥストラはかく語りき」はシュトラウスの7曲ある交響詩作品の5番目にあたり、詩的・音楽的哲学者ニーチェの同名著書に刺激を受けて作曲されている事で知られている作品
楽譜の冒頭にも「ニーチェに従って自由に」と記されており、シュトラウスはニーチェへのオマージュとしています
標題音楽ですからモティーフというものがあります
例えばかの有名な冒頭…
「どーそーどー日清~」
は
調性のはじまりであり、「自然」を意味するハ長調(普通のドレミファソラシド)の1番目・5番目・オクターブ上の1番目の音を使った簡単な形で「自然の法則や神の掟」を意味する音型象徴として用いられています
この作品はそういった様々なモティーフを著書同様断片的に扱ってみたり、そうかと思えば関連性を持たせてみたり、展開させたり…と、とても有機的な構成をしていて…
って真面目か!www
とにかく、そんな感じでスコアを探っては興奮…感動…の繰り返し…あっという間の帰宅時間でした
オケの団員さん(オケに限らないけど)は多忙なスケジュールの中勉強を重ねていくわけですが…。
演奏は勿論、頭の中や精神的な事も含まれているんですよね…
なんだかわかっていたつもりでいましたがハッとさせられた今回の本番でした。