村上ファンド 顧問業廃業 “外資系”で投資活動


 村上世彰氏率いる投資ファンドの中核の投資顧問会社、MACアセットマネジメントが、財務省関東財務局に対して投資顧問業の廃業届を提出していたことが十三日分かった。すでに、MACへ出資してきたオリックスが資本金の引き揚げで村上ファンド側と合意したほか、村上ファンドがファンドの運用を日本のMACからシンガポール法人に変更していることから今後は“外資系ファンド”として投資活動を続けるとみられる。
 MACアセットマネジメントは、十二日までに関東財務局にこれまで国内で行ってきた投資顧問業の廃業を届け出た。これにともなって、企業の株式を一定以上保有したときに掲載される財務局の大量保有報告書のリストからMACの名前がはずされた。
 これに先立って、村上ファンドは、ファンドの運用を日本のMACからシンガポールに設立した運用のための新会社「MACアセットマネジメント」に変更、今後のファンド運用では、シンガポール法人から指示が出されることになった。
 一方、オリックスは日本法人のMACへの出資分(45%)を引き揚げることで村上ファンド側と合意、MACとの提携解消を明らかにしている。
 国内での投資顧問業の廃業で、年一回の営業報告書の財務省への提出や証券取引等監視委員会の立ち入り検査を受ける必要がなくなる。半面で、村上ファンドは日本国内での出資者への投資顧問業務ができなくなるほか、特定企業の株式を5%超保有した場合でも必ずしも即座に大量保有報告書を提出せずにすむ優遇措置からはずれる。


(産経新聞) - 5月13日16時22分更新