第Ⅱ界はじめさせていただきます。

 

実際にうつやうつ寸前の状態で苦しんでいる人には

もともとは「ポジティブ」「前向きな」考えを持っていた人も多い。

 

生きているうちにはイヤな出来事や悲しい思い

例えば愛する人の死、別れ、孤独、後悔、コンプレックス

病気、貧乏、無力感、不可抗力の悲運などに遭遇するだろう。

それにつられて、前向きな心が少しずつ削られ、ふと気がついたら

とても「つらく」なっている。

 

その時の対処が問題で

ポジティブ信者ほど「いつも元気いっぱいではならぬ」と

自分を奮い立たせようとする。

「こんな自分じゃ、だめだ・・・」と。

ひとりになったときにますます「気持ちがつらく」なっていく。

 

これがうつへの第一歩だ。

このうつへの道に迷い込まないようにするには

「つらい気持ち」を、ありのままに受け入れることが大切。

そのほうが、早く抜け出すことができるし、うまく立ち直れる。

 

すなおに落ち込み、つらくなったら、つらい顔をしていればいいのだ。

それは「何もしない」ことのように思えるかもしれないが

回復するまで「じっと待つ」のである。

まるで台風のときのようだ(笑)
 

「つらい気持ち」を抱えながらも、少し落ち着いてきたら

あとは時間をかけて回復を待つ。

回復している実感がじわじわとわいてくれば

もうだいじょうぶはだいじょばない(笑)

 

自分の生き方を「ポジティブ人間」だとか「前向き人間」だとか

決まりきった「型」にはめ込もうとしてはならない。

そうすると、自分が息苦しくなり、よけいなストレスがたまって

生きづらさを感じてしまう。

 

とりたててポジティブというわけでもなく前向きでもないように見える人のほうが

無理なく、すいすいといきているものだ。・・・だから??

 

この「ポジティブ」「前向き」ということについては、後ほど

 

ん??