兄さんの卒業式で

校長先生の話で

命の話

をしますとあった

先生は

担任の時の
お母さんとの関わり

そして

その子が天使に選ばれたこと

それから

その子のお母さんが

悲しみを続けていて

自分には
どうにもできないこと

など

おはなしされてました



最後に

みなさんは
親御さんたちより
長生きしてください
どうか
先に死なないでください
ここまで育ててくださった
親御さん達を悲しませないように...
と言っていた
ずっと苦しまれているお母さんを
見て思ったことだそうで


私はその話を聞いて

それは願いではあるが


みんな好きで天使に
選ばれたことじゃない
反発心も芽生えていた


色々な選ばれ方がある

病気

事件

事故

自分で


どの子もね

本当は

死にたくないんだと

生きたいんだと


そう思って
悲しくなってしまった


側から見たら
綺麗な話で

聞いている親にとってもね


でも
もう、天使に選ばれてしまった親として

あの子も生きたかったんだ

でも今、自分が
どこにぶつけても
どうにもならない気持ちに
苦しいのも本音

ただね

子どもが天使に選ばれるていう
何か当たり前では
ないことがおきても
そうなってしまっても

その子を責めないで

と謎に傷ついたの

きっとそんなこと言ってないけどさ
先にいくことは悪いことだよ

って言ってるみたいに聞こえてさ


わかってる

わかってるけど

違う意味にとらえてさ

もやもやしてしまったよ

いい、悪いの次元じゃないけどさ

わからんけど
そうな風に聞こえてさ



天使たち

みんな頑張ったの

そして
今も頑張ってる

そうなんだよ


側から見たら

きっとそうなんかなー

そうなら

天使の事も
想ってほしいな

なんて思ってしまって

兄さんが
卒業すること
(成長できたこと)
にではなく

そっちに目が潤んでしまったよ


私はひねくれものさ