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今回の記事は、明日の出校日に提出する作文の原稿になります+*+*空も飛べるはず+*+*-1FL0591.gif
 
字数確認と訂正がしやすいので、いつも原稿は携帯で書きます+*+*空も飛べるはず+*+*-Image0401.gif
 
 
 
 
 
【タイトル】
自分の周りに障がい者の家族がいないとは限らない
 
 
  私は『障害』『チテショウ』という言葉が何よりも大っ嫌いだ。
『障害』とは『障がい者』の、『チテショウ』は『知的障がい』の略称だ。
略称と言っても公式なものではなく、冷やかしやからかいのために作られた差別用語である。
だから大嫌いだ。
 
 「お前『障害』だろ!」と友達にニヤニヤしながら言うクラスメイト。
「お前の方が『チテショウ』だろ!」と言葉を返す、また別のクラスメイト。
私はこのやりとりを見ていると複雑な気持ちになる。
最初は、不快感と怒りと悲しみと悔しさ。
涙が出そうになる。
でも、そのやりとりを多くの人達がしていることと、周りの人達が笑って見ていることに気が付いたとき、「可哀想な人達だ」とも思えた。
社会的に弱い立場の人達のことを、笑いや遊びの道具として使っているのだから。
「なぜ酷いことを楽しそうにできるの?」
「何が楽しいの?」
「それ以外に楽しいことはないの?」
何度心の中で自問自答をし、何度両親にも問い詰めただろうか。
 
 私は友達に、妹が障がい者であることを隠さない。
「妹はどこの学校?」
と聞かれたら
「養護学校だよ」
と普通に答える。
これは家族として当然のことである。
しかし相手が、少し気まずそうな反応をしたときは、「生まれつき脳に障がいがあってさ、てんかんと知的障がいなんだー」と、簡単な説明をするようにしている。
この説明は、「思っていたよりも『障がい者』は身近な人」と、少しでも思ってくれれば、前より少しは障がい者のことを受け入れてくれるかもしれない…なんていう、私の淡い期待から生まれた行動である。
 
 『障がい』とはどれだけ大変なのか。
それは実際に障がい者と深く関わってみないと分からないと思う。
障がい者の家族達の多くも「『障がい』をすんなりとは受け入れられなかった」言う。
だから今まで障がい者と全く縁のなかった人達が、そう簡単に受け入れ理解できるわけがないのだ。
だから私は今すぐに、無理にでも、受け入れろ、理解しろ、とは言わない。
ただ、『障がい』や『知的障がい』という言葉は、軽々しく冗談やからかい、笑いや遊びのための言葉ではない。
決してそのように使ってはいけないものである。
自分の態度や発言次第で、誰かの大切な人を侮辱・差別・存在否定し、誰かの喜怒哀楽様々な気持ちや頑張りを、傷付けているということを忘れないでほしいと思う。
今この瞬間にも、障がいと共に精一杯生きている人達がいるということも。
 
 
 
 
 
以上です+*+*空も飛べるはず+*+*-1FL0679.gif
 
御静聴、ならぬ、御静読ありがとうございました+*+*空も飛べるはず+*+*-lqiofkdn5364510001.gif
 
では、お休みなさい+*+*空も飛べるはず+*+*-1FL0515.gif