人から聞いてはじめて、「えーーーっ!それって普通じゃないの??そういうもんじゃないの??」と本気で驚くこともあります。
それが、その人が持っている元々の気質特質からやっていることであればなおさら。
その人にとっては、それをやること自体が自然なことですので気がつかないのですよね。
例えば…。
研究気質であれば、常に自分で調べて自分で試して答えを見つけていくのが自然なことなので、誰かに聞くとか教えてもらうということがスッポリ抜けている。
援助者気質であれば、自分のことよりも先に人のことを優先するのが自然なことなので、人の状態にはとても敏感なのに自分の状態にはとんでもなく鈍感であったりする。
そんな気質特質を持つ人にとっては、何の苦もなくやっていることですし、そうすることが自然なことですから、他人からみて、「大丈夫?」と思うことでも、本人にしてみれば「全然大丈夫~たいしたことな~い」なこと。
自分の状態が限界にきていても、気がついていないんです。
無理してるとか、強がってるとかではなく、本気で大丈夫と思っているし、たいしたことないと思っているんですよ。
私自身もよくあります。
数年前までは、自分自身にかなり鈍感でしたので、限界を通りこして動けなくなるまで気がつかない。
何度も「大丈夫?」とか「そろそろメンテナンスしといたら…。」なんて言われても、自分の中では「全然大丈夫~」な状態なので、全く聞く耳持たず。
挙げ句の果て、急に電池が切れたように動けなくなって、ようやく施術を依頼するということも度々で、その頃、施術をしてくださっていた方からは、「状態が悪くなってから戻すのは、かえって私が大変だから、お願いだから定期的にメンテナンスを入れて!」と叱られる始末
ですから、無理してるとか、我慢しているとか、自分をないがしろにしているとかではなく、本気で気がついておらず、「全然大丈夫~」と言ってしまうのもよくわかるんですよね。だって自分ではわからないんだもん…。
だからこそ、人から「大丈夫?」と聞かれたときは、「全然大丈夫~」と思うのではなく、「もしかして、私、大丈夫じゃない?」と一度自分自身を疑ってみるのも必要かもしれませんね。
人の言うことを素直に聞いてみることも時には大切ですね
気がついたときには、取り返しのつかない状態にまで陥ってしまっていた…ということがないように。
素直に聞くことを繰り返していくうちに、自分の限界を知ることができるようになりますので。
こちらは反抗的な態度のやんちゃ姫りのさんです