【2006.01.11】コンテンツビジネスNEWS | コンテンツビジネスニュース!!

【2006.01.11】コンテンツビジネスNEWS

1)携帯契約数が9000万を突破,ウィルコムは累計で過
去最高

 電気通信事業者協会(TCA)は1月11日,2005年12月末
時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。携帯電話全体
で前月比49万8900増となり9000万を突破。9017万7800契
約となった。


 事業者別では,NTTドコモ,au,ボーダフォンの3社が
いずれも純増。首位は6カ月連続でauが堅持した。ただ
し,auの純増数は旧ツーカー・グループからの移行分を
含んでいると見られる。auの純増数から旧ツーカー・グ
ループの減少数を引いた値では,NTTドコモが首位とな
る。


 事業者別の月当たり純増数の内訳は,NTTドコモが25
万1000の純増。前月の純増数12万400の倍以上となった。
一方,auは34万8300の大幅増だが,旧ツーカー・グルー
プの純減数である16万4100を単純に引くと18万4200とな
る。3位のボーダフォンは前月を上回る6万3700の純増数
を獲得。引き続き「LOVE定額」などの定額料金プランが
支持されたためと見られる。


 PHS事業者のウィルコム・グループ(ウィルコムとウ
ィルコム沖縄)は,純増数8万8200と引き続き好調。こ
れまで同社の過去最高の契約数だった1998年7月の361万
7000契約を超え,累計で365万1000となった。


2)マーキュリー22、旅行サイト限定のネット広告展開


 宿泊予約サイトのマーキュリー22(東京、岩崎徹社長、
03・3459・5548)は、媒体を旅行関連サイトに限定した
インターネット広告事業を始める。同業者や観光サイト
運営者などの参加を募ってお互いが広告を出稿し合うネ
ットワークを形成し、閲覧数や広告媒体力を高める。


 宿泊予約サイト、旅行関連商品の通販サイト、自治体
や外国政府の観光案内サイトなどが広告媒体にもなり広
告主にもなる。外国政府が日本人観光客誘致のための広
告を宿泊予約サイトに出稿して自らの観光PRサイトに
誘導。逆に宿泊予約サイトは観光PRサイトに広告を出
すような仕組み。週内に参加企業・団体の募集を始め10
00社程度の参加を目指す。


3)労務行政、人事・労務向けの専門サイトを開設


 人事・労務関連情報サービスの労務行政(東京、03・
3584・1231)は1月下旬をめどに、企業の人事・労務部
署向けの専門のウェブサイトを開設する。人事・労務関
連サービスの企業間(BtoB)取引の仲介サイトとし
て定着を狙う。


 「人事サポーターズガイド」は教育・研修、福利厚生、
採用支援、人事コンサルティング、再就職支援、給与計
算代行など16の分野に集約。人事・労務担当者向けのセ
ミナー情報や関連統計、法改正などの最新情報も掲載す
る。1月末時点で100社、200強のサービスを検索できる
ようにする。閲覧、検索は無料で、情報掲載を希望する
企業や個人事業主からの掲載料で運営する。


4)海外旅行情報サイト「AB-ROAD.net」がホテルナビ
ゲーター機能を追加

 リクルートが運営する海外旅行情報サイト「AB-ROAD.
net」は、ユーザーの声に応え、日本初となる「ホテル
ナビゲーター機能」を2006年1月10日より追加した。
 「AB-ROAD.net」は約3万5000件の海外ツアーおよび航
空券をオンラインで検索、問合せできる海外旅行情報サ
イト。今回の機能追加で、ソウル、オアフ、バリ、グア
ム、台北のツアー検索において、“ホテル検索”がより
便利になる。対象となる5都市12地域の220ホテルから、
MAP上での立地や、人気ホテルベスト10といった中から
選ぶことができる。また、各ホテルの詳細ページも見る
ことが可能となった。


 法務省入国管理局が発表する出入国統計によると、20
05年の日本の海外渡航者数は1月~11月段階で1600万人。
過去2番目に多かった2004年のペースをも上回る堅調ぶ
りをみせている。海外旅行ニーズの高まりと、渡航の機
会の増加の中で、旅行者の旅知識は豊富になり、旅の目
的も千差万別になってきているという。


■関連情報
・AB-ROAD.net http://www.ab-road.net/


5)ニッチ市場に特化したポータルを開設


エム・ファクトリーは1月11日、ニッチ市場に特化した
コンテンツを掲載するポータル・サイト「ニッチ・リッ
チジャパン」(URL:http://nicherich.jp/ )を2月1日
に開設すると発表した。「鉄道」「デジカメ」の2ジャ
ンルで試験運用を開始。4月1日から本格運用に移行し、
順次ジャンルを増やしていく予定。


同社によると、現在ニッチ志向のユーザーの多くは、イ
ンターネット上のコンテンツをポータル・サイトなどを
介さず自力で収集している。


新サイトではニッチ志向ユーザー向けのコンテンツを、
ジャンルごとに分類、集約して掲載する。主なコンテン
ツはニュース、ブログ、電子商取引(EC)サービスなど。
メディアの配信記事や企業の製品リリースのほか、独自
に一般募集した文章、写真も掲載するとしている。これ
らのコンテンツについては、ほかのポータル・サイトへ
の提供も計画している。


またすべてのコンテンツの要約を更新順にRSS配信する。
ジャンルごとに更新情報を自動通知することで、情報収
集に熱心なニッチ志向ユーザーの需要に対応するという。
このほかサイト上では、初心者が使いやすいインタフ
ェースを持つRSSリーダーを提供し、RSSの利用促進を図
るとしている。


■関連情報
・エム・ファクトリー  http://www.mfactory.tv/


6)マイクロソフト,セキュリティ情報のメール・マガ
ジンをリニューアル

 マイクロソフトは1月11日,同社が毎月配信している
メール・マガジン「セキュリティニュースレター」をリ
ニューアルすることを発表した。従来は企業のシステム
管理者向けの内容が多かったが,今後は読みやすいコラ
ムや技術解説などを充実させて,より親しみやすい内容
にするという。


 セキュリティニュースレターは,同社がセキュリティ
情報を提供するために登録者に無償配信しているメー
ル・マガジン。2004年9月から毎月第4水曜日に配信して
いる。


 従来のニュースレターは,米Microsoftの技術者によ
る技術コラムの翻訳や,同社製品/サービスに関する新
着のセキュリティ技術情報の案内などがメインだったが,
今後は国内のセキュリティ技術者によるコラムや,セキ
ュリティ対策の要点を解説する記事などを追加する。
「情報セキュリティへの関心を高めてもらうことを目的
に,より実践的で,職場や家庭で話題になるような親し
みやすい内容にリニューアルして提供する」(同社の発
表資料より)。


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