【2005.12.12】コンテンツビジネスNEWS | コンテンツビジネスニュース!!

【2005.12.12】コンテンツビジネスNEWS

1)ヤフー,TBS系BS放送局のサッカー番組を放映直後
からネット配信


 ヤフーは,TBS系列のBSデジタル放送事業者であるBS-
iが2006年1月から放送するサッカー関連の番組を,放送
直後からインターネットを通じて無料で配信する。配信
するのはサッカーにまつわるビジネスなどについて取り
上げた番組で,1~3月に合計6話が放送される。ヤフー
は番組を配信すると同時に,番組に関するより詳しい情
報を配信サイトに掲載することにしている。


2)Pay Per Call型広告の米Ingenio、検索サービスの

米InfoSpaceと提携


オンライン広告プロバイダの米Ingenioは,Pay Per
Call形式のオンライン広告配信について,検索サービ
スの米InfoSpaceと提携を結んだことを米国時間12月7日
に発表した。


 Ingenio社のPay Per Call型広告は,オンライン広告
のクリック数ではなく,オンライン広告を見たユーザー
が広告主に問い合わせした電話をベースに広告料を徴収
するシステム。

 InfoSpace社との提携により,「当社の顧客広告主はI
nfoSpace社が運用するWebサイトのネットワーク全体を
対象に,消費者の検索クエリーに応じた広告を展開でき
る」(Ingenio社)。Ingenio社によるとInfoSpace社は
北米大手携帯キャリア各社と提携関係にあるため,広告
主はモバイル・ユーザーへの訴求力向上も図れるとして
いる。

 InfoSpace社は2006年第1四半期よりIngenio社のPay P
er Call型広告を導入する予定であると,米メディア(I
nfoWorld)は報じている。

 ちなみにIngenio社のPay Per Call型広告は,米Time
Warner傘下のAmerica Online(AOL)もデスクトップ検
索向けに採用することを発表している


3)gooが、パソコンでも携帯でも無料で楽しめる「ち
ょいゲ~」を提供開始

 NTTレゾナントは、インターネットポータルサイト「g
oo」で提供中の「gooゲーム」ならびに携帯電話向け情
報提供サイト「モバイルgoo」において、パソコンでも
携帯電話でも無料で気軽に楽しめる「gooゲーム:ちょ
いゲ~」を提供開始した。


 パソコンでゲームを楽しむ際はMacromedia Flash Pla
yerのインストールが必要。携帯電話で楽しむ際は、NTT
ドコモ、au、Vodafoneの、いずれかのキャリアでFlash
に対応している機種を使う必要がある。


 用意されているゲームは、初めは5種類のみだが、今
後はロールプレイングゲームやアドベンチャーゲームな
ども、随時追加していく予定だという。


■関連情報
・gooゲーム http://game.goo.ne.jp/


4)クロスネットワークスが、300以上のランキング
データを集めたポータルサイトを開始

 クロスネットワークスは、300以上のランキングデー
タを集めたランキングのポータルサイト「ランキングジ
ャパン」を、正式に開始した。
 「ランキングジャパン」は、人気ランキングや売れ筋
ランキングなど、世の中の様々なランキング情報を集め
てユーザーへ提供する。話題になっているキーワードや
タレント・スポーツ選手などの人気ブログをリアルタイ
ムで集計した「ブログランキング」。独自のアンケート
集計より算出したランキング(例:「笑っていいとも、
タモリの後はこの人ランキング」)、Amaoznの売り上げ
情報と連携した「売れ筋ランキング」など、多彩なラン
キングコンテンツを提供している。


 現在、約300のランキングデータを掲載しているが、
今後は幅広く他サイトとの連携を深め、コンテンツの獲
得を進めるとともに、独自アンケートによるオリジナル
ランキングの作成などを随時追加して行く予定。また、
ランキングジャパン内のコンテンツを、自分のブログに
自由に掲載できるブログパーツの作成や、当サイトで
サービス利用したユーザーへ、ポイントを発行する機能
などを実装する予定だという。


■関連情報
・ランキングジャパン http://www.rankingjapan.com/


5)電子書籍サイト「eBookJapan」でイーバンク決済開始


 イーブックイニシアティブジャパンが運営する「eBoo
kJapan」は、インターネット専業銀行のイーバンク銀行
と提携し、「eBookJapan」独自の購入方法である「ワン
タッチ決済」をイーバンク銀行で決済可能とした。


 これまで「eBookJapan」の決済手段は、クレジット
カードやインターネットサービスプロバイダ等による決
済のみ対応していたが、2005年12月9日からはイーバン
ク口座からのリアルタイム自動引落が、手数料無料で可
能になった。ユーザーは「eBookJapan」のWebサイトで、
イーバンク口座を登録しておけば、「ワンタッチ決済」
にて、次回以降はクリック1回で書籍データを購入でき
る。

 「eBookJapan」は、販売作品点数約1万点、国内No.1
のダウンロード数を記録したPC向け電子書籍販売サイト。
マンガ、少女コミック、週刊誌、文庫、実用書等、様々
なジャンルの書籍をラインアップしており、24時間いつ
でも好きな書籍のデータをダウンロードすることが可能。
ユーザーのPCにダウンロードした書籍は購読期限がなく、
いつでも何度でも楽しめる。

■関連情報
・eBookJapan http://www.ebookjapan.jp/shop/


6)米Yahoo!と豪Seven Network,オーストラリアのネ
ット/IPTV事業を統合

 米Yahoo!とオーストラリアのSeven Networkは,オー
ストラリアとニュージーランドのオンライン/モバイル
/インターネット・テレビ(IPTV)事業を経営統合する
と,それぞれ現地時間12月8日に発表した。両社はオー
ストラリアのYahoo! Australia & NZ傘下に新会社を設
立する。資本金の金額など詳しい条件については明らか
にしていない。

 Seven Network社はオーストラリア最大のテレビ会社
で,傘下/関連テレビ局による市場シェアは74%に達し,
放送地域は人口の98%をカバーするという。傘下のオー
ストラリアPacific Magazinesはオーストラリア第2位の
規模を持つ雑誌出版会社で,雑誌市場の21%を占める。

 Yahoo!社とSeven Network社は新会社に同額を出資す
るとともに,それぞれ役員6人の半数を指名して対等の
経営権を握る。Yahoo! Australia & NZ社とSeven Netwo
rk社はオンライン事業を手がける新会社を通じ,新ブラ
ンド名で2006年1月終わりごろサービスを開始する。

 「Yahoo!社の検索およびコミュニケーション力,全世
界に広がるインターネット網を,Seven Network社のリ
ッチ・メディア,エンタテインメント・コンテンツ,
マーケティング能力と合わせることで,最も包括的なオ
ンライン環境をオーストラリアの消費者と広告主に提供
できる」(Yahoo!社,Seven Network社)

 なお米メディア(CNET News.com)では,新会社の従
業員数は150人,Webサイト開設は2006年1月30日の予定
と報じている。


7)米アップル、「iチューンズ」と連動の成果報酬型広告


 あなたのホームページで紹介している曲が売れたら、
売り上げの4%を支払います――。米アップルコンピ
ュータの有料音楽配信サービス「iチューンズ・ミュー
ジックストア(iTMS)」は日本国内で12日、iTM
Sと連動した成果報酬型広告(アフィリエイト)を始め
る。iTMS利用拡大の一環。


 アフィリエイトサービス専業のリンクシェア・ジャパ
ン(東京・千代田)が協力する。まず利用者はリンクシ
ェアのホームページで、広告サービス利用の事前登録を
する。登録料は無料。


8)ソニー銀行、期間限定でマーケット情報などをポッ
ドキャスティング配信


ソニー銀行は12月12日、ポッドキャスティングによる音
声配信サービス「from MONEYKit ポッドキャスティン
グ」を開始すると発表した。同日より2006年3月10日ま
での期間限定。ニフティの協力を得て、同社のポッドキ
ャスティング専門サイト「Podcasting Juice」を通じて
提供する。


「はじめての外貨預金」「はじめての投資信託」「マン
スリーレポート」など、個人向けの資産運用情報や、外
貨預金や投資信託などの利用に欠かせない最新のマーケ
ット情報を配信し、毎週内容を更新する。


ソニー銀行は、「音声ファイルをパソコンに取り込めば、
携帯音楽端末に転送していつでもどこでも聴くことがで
きる」と説明し、「今後もインターネットを活用した新
たな情報提供に取り組みたい」と述べた。


9)サイバーエージェントとドリコム、RSS使い新型広告


 サイバーエージェントとブログ(日記風簡易型サイ
ト)運営のドリコム(京都市、内藤裕紀社長)は、ブロ
グなどの更新情報を配信する規格「RSS」を活用した
新たなネット広告商品を展開すると発表した。ドリコム
が始めるRSSのポータル(玄関)サイトを活用。RS
Sの内容に連動しつつ、ネットユーザーの行動履歴やそ
の日の話題などとも連動した広告を掲載する。


 2006年初頭から試験的に広告の掲載を始める。運用状
況やデータの蓄積などを踏まえて同年春から本格運用に
移行する考えだ。