fate~

fate~

現在、過去の出来事や、経験した事をその日の気分で書いたり(´ω`*)影響受けたものを題材に 短編、長編で話を書いたりもします♪文才はありません。あしからず☆自己満足の世界ですので 興味ある方は覗いてやってくださいませ(‐∀‐*)∩)))

Amebaでブログを始めよう!
久しぶりに彼に逢えた喜びも束の間

彼:じゃあ そろそろ帰るか。送るよ


彼がそう言ってワタシの手を掴んだ

ワタシ:もう帰っちゃうんだ。

ワタシが拗ねたように呟いた


彼:明日も仕事だろ。帰って寝ろ!ぶっ倒れられても困るカラ


言葉は偉そうでも、彼の顔は少し赤くなってて‥(きっと、照れくさいんだろうなー)そう思った。


ワタシ:わかった♪帰ろ。

ワタシは彼に そう伝え、つないだ手を握り返すと彼が優しい顔で笑って見せた…


ワタシと別れた後、彼はAdam’に向かった

-ガチャ-

カウンターにいるマスターの前に座りcoffeeを注文

マスター:今日は1人?

アヤミ:うん。

マスター:なんで?喧嘩したの?

アヤミ:いや。

マスター:フラレたの?

マスターのアツシが笑いながら言った。


アヤミ:そうなって欲しいのか?

マスター:愛想つかされたんじゃないかと心配してるだけー


アヤミ:…いつかはそうなる気がする


マスター:ユキナちゃんは‘一途です’って感じだから大丈夫。


そう言ってcoffeeを彼の前に置いた


彼はそのcoffeeに触れながら思い詰めたように口を開く


彼:…俺と一緒にいてもユキナの為には‥


アツシは真面目な顔で彼の言葉を遮った


マスター:またそうやってユキナちゃんからも逃げるのか?

-アツシの声色が変わる-

マスター:結局、怖いんだろ?あのコトが知られたらとか、大切なものを傷付けてしまいそうだとか…。いつまでもガキやってんじゃねぇよ。ちゃんと向き合え、アヤミ!


アツシは煙草に火をつけた

マスター:ユキナちゃんが言ってたよ。お前が、よく笑ってるって

彼:…。


煙草をまた深く吸い、ため息まじりに続けた…


マスター:本気で好きになって色々 足掻いてみろ。ユキナちゃんには、それだけの値打ちがあると俺は思うよ。

そう言って笑った…


彼:ユキナは、あいつはバカみたいに真っ直ぐで…そんなだから俺は気持ちが楽になれる。軽くしてくれるんだよ。


マスター:…


彼:あいつは何も聞こうともせず、俺を理解しようと必死なんだよ。ツライ気持ちも隠してる…


マスター:それはお前のコトが好きだからだよ。ユキナちゃんは、ちゃんとお前と向き合おうとしてる。それが恋愛


彼:…エラそうに。


マスター:そう、俺エライのよ(笑)

-23-