新型コロナ感染拡大による 緊急事態宣言発令され 

皆様、色々 厳しい日々をお過ごしの事と思います。
 
あらゆる気晴らしを工夫されていると思いますが
長唄のひとときは 如何でしょうか
 
★明日14日(火)放送があります★
午前11:20〜11:50
NHK FMラジオ「邦楽のひととき」
「春秋(はるあき)」 「藤娘(ふじむすめ)」
二曲お聴きくださいませ
 
★再放送★
翌15日(水)早朝
午前5:20~5:50
 
写真左から
河合、竹内、志村、里夕、巳織、植松
 
東音 志村かしわ
東音 竹内あき
東音 河合夏奈子
 
三味線
鳥羽屋 里夕
杵屋 巳織
東音 植松美名
 
今回の演奏メンバー
長年共に歩んできた、いつも一緒の仲良し♪
気心の知れた最高の仲間達です(*^^)v
 
先月3月23日に503スタジオで録音して参りました。
この時も 新型コロナ感染拡大防止は叫ばれており、
マスク&クレベリン着用で行きましたし、
NHK玄関では サーモグラフィーの体温チェックが行われて
厳重な体制でした。
 
が、緊急事態宣言 発令された今でしたら
この録音も出来なかったことでしょう。
 
お蔭様で、今年も 季節に合った曲を録音させていただき
皆様にお聴き頂けることになりました。
 
心沈みがちな日々ですが
ほんのひととき、 FMラジオにお付き合い頂き
「春秋」「藤娘」
長唄の歌詞と旋律によって
日本の美しい景色に想いを馳せて頂けたら
何より嬉しく存じます。
音曲、芸能とは、こういう時こそ お楽しみ頂きたいもの…と思います
 
前列左から、志村、里夕
後列左から、河合、竹内、巳織、植松
 
『春秋』 明治36年(1903) 五世杵屋勘五郎 作曲

◆ワンポイント解説(里夕)

春…桜花の巻は 風の曲(春の嵐のような…)

秋…紅葉の巻は 雨の曲(秋の長雨のような…)

として、短い二曲が一つになったような珍しい曲構成です。

前半は、春の女神「佐保姫」によって、浮き立つような気持ちになるし

後半は、秋の女神「龍田姫」が、しっとりと錦繍を織り上げていきます。

当流派では演奏すること多く、私も大好きな曲です。

↑〽佐保姫が霞かけたる薄衣は 空さえ花に酔い心

◆歌詞
〈本調子〉 
弥生半ばの空うららかに 野辺も山路も時めきて 実にのどかなる春の色 
佐保姫が霞かけたる薄衣は 空さえ花に酔い心 
尽きぬ眺めに分け行けば 木の間に遊ぶ 百千鳥 春の小唄や唄うらん
〈一下り〉[春の嵐]
折しもさっと吹く風に 水なき空へ立つ浪の また吹き下す雪の庭
〈本調子〉[蝶]
蝶も戯れて ひらひらひら ともに浮かれつ 立ち舞える 
手毎にかざす花の枝 あかぬ色なる春のたそがれ
〈二上り〉 
薗生の垣に香をとむる 菊の葉露もいつしかに おのづからなる秋の色 
手染めの糸の龍田姫 織り出す錦くさぐさに 人の心のなびくまで 
見ゆる姿の 優しさも 旗手の雲のいと早く 
〈三下り〉[雨] 
時雨降るなりさらさらさら
濡れて色増すもみじばの 数は八汐か九重の 十二単衣の紅と 
数え数えて幾汐か 雨に風情もいと深き 秋の名残を眺むならまじ

↑〽手染めの糸の龍田姫 〽十二単の紅と
 
『藤娘』(ふじむすめ) 文政九年(1826)  四世杵屋六三郎 作曲

◆ワンポイント解説(里夕)

歌舞伎の女形舞踊として御存知の方も多いのではないでしょうか

暗転から パッと舞台が明るくなると

舞台いっぱいの大きな藤の花。大津絵、塗笠が印象的な藤娘。

演奏曲のイメージが少ないかもしれませんが、

近江八景を詠みこんだりして、歌詞も素敵なんです。

入れ事(挿入部分)として、今回は「藤音頭」を入れました。

お酒をあげると良く育つという藤の花を女性に見立てて

酔ってダーリンに甘えて、帰っちゃイヤ…なんて♪♪

艶っぽくて可愛らしい女心…そんな藤娘が描かれた曲です。

◆歌詞

〈三下り〉 
若紫に十返りの 花をあらわす 松の藤浪 
人目せき笠 塗笠しゃんと 振りかたげたる一枝は 
紫深き水道の水に 染めて嬉しき ゆかりの色の 
いとしと書いて藤の花 エエ しょんがいな 
裾も ほらほら しどけなく 

男心の憎いのは ほかの女子に神かけて 

あわず(粟津)と三井のかねごとも 
堅い誓いの石山に 身は空蝉の からさき(唐崎)や 

まつ夜をよそに 比良の雪 とけて逢瀬の あだ妬ましい

ようも のせた(瀬田)に わしゃ乗せられて 
文も堅田のかた(片)便り 心矢橋の かこちごと

〈藤音頭〉

藤の花房 色よく長く 可愛いがろとて 酒買うて 呑ませたら 
うちの男松に からんでしめて てもさても 十返りという名の憎くや

かえる(返る、帰る)というは 忌み言葉
〈三下り〉
松を植よなら 有馬の里へ 植えさんせ 
いつまでも 変わらぬ契り かいどり褄で 

よれつ もつれつ まだ寝が足らぬ
宵寝枕のまだ寝が足らぬ 藤にまかれて寝とござる 
アア何としょうか どしようかいな わしが小枕 お手枕 
空も霞の夕照りに 名残惜しみて帰る雁がね 

↑〽いとし と書いて藤の花
 
桜も終わり、そろそろ藤の花の季節ですね
自然は静かに 季節を巡り 光を受けて 
しなやかに たくましく 花を咲かせています
 
我々も 激しい風雨の局面ですが
柔軟に対応しながら 最大限の力で 自身を守り
力強く 乗り切っていきたいものです
必ず夜は明け 明るい光が降り注ぐことを信じて…
 
鳥羽屋 里夕
以下、シェアさせて頂きます
1人ひとりが 細心の注意を払い実行することで 感染拡大を防止できると信じます

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日本医師会からのお願い

https://www.facebook.com/100003298674884/posts/2863444290442165



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医師推奨の感染予防

大変わかりやすく 実行しやすいです


https://www.facebook.com/naoki.hiki/videos/3219437644767245/


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以下、長唄協会HPより


http://www.nagauta.or.jp/index.html


~新型コロナ感染拡大に関して~

◆支援を求める要望書を提出しました。
今般の「新型コロナウイルス感染拡大防止の為の文化イベント自粛要請」により、我々 長唄協会員も多くの仕事がキャンセルになり、収入がなくなり、生活が脅かされる危機的状況になっています。
そこで 323日、(公社)日本芸能実演家団体協議会 (芸団協) の働きかけにより、 文化芸術振興議員連盟、文化庁が、各芸術団体に対 し、今般の状況についてヒアリングが行われ、その際、長唄協会からも支援を求める要望書を提出しました。
これを受けて、文化芸術振興議員連盟の河村建夫会長が326日には萩生田光一文部科学大臣に、3/31には菅義偉内閣官房長官に、それぞれ面会し、対策の要請がなされました。

https://www.geidankyo.or.jp/news/detail20200316.html


https://www.geidankyo.or.jp/news/detail20200327.html 

http://ac-forum.jp/2020/03/26/2562/


http://ac-forum.jp/2020/03/31/2571/

新型コロナウィルスの一刻も早い収束を祈るとともに、この危機的状況を乗り切るべく 文化芸術業界への政府の力強い支援を切に願っております。 


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これ以上、感染拡大させないよう

一刻も早く収束できるよう

最大限の努力をしていきたいと思います


鳥羽屋里夕


毎度ながら、数日前…本番終えました報告記事です(>_<)
令和元年2019年7月10日(水)

長唄協会 夏季演奏会 @ 国立小劇場
「八犬伝 義実別れの段」
タテ三味線を弾かせて頂きました
↑お囃子は、舞台面で掲載されてますが
タテ鼓 梅屋右妃(うめや ゆい)さんが
お気の毒なことに、本番1週間ほど前の怪我で
正座ドクターストップのため、急遽
タテ鼓 藤舎千穂さんにご出演頂きました
 
急な代演ではありますが
15年以上、旬風。を一緒にやってきた仲間、ライブメンバーなので
大鼓 梅屋巴ちゃん
小鼓 藤舎千穂ちゃんのコンビと私達は
長年の信頼、ツーカーの仲ですから
何も心配することなく 安心して演奏出来ました!
↑廻り舞台の裏側で
前の曲が演奏している間
このようにスタンバイしてます。
 
私は、この時間が一番苦手(ToT)
静かに静かに、黙って 準備&待機…
当然、舞台での演奏が 
しっかり耳に入ってきます。
自分がこれから演奏する曲のことだけ考えたいのに、
つい 曲に聴き入ってしまうもので、全く集中出来なくて
一気に心が乱れるのです。
 
前の演奏が終わって、緞帳が閉まると
舞台が廻り始める…
さぁいよいよ!
三味線持って、大きく深呼吸‼︎
心臓バクバクを堪え、呼吸を整えながら
曲紹介の影アナウンス共に、
心は 曲の中に入っていきます。
 
幕が開くと、もう何も考える余裕はありません(笑)
↓今回は一人弾き…三重(さんじゅう)からのスタートでした
 
↑↓袖からの撮影だと、手前の演奏者まで入れ込んでの撮影ができないのですよね。
それで両サイドから撮って下さったようです。
↑協会スタッフからお写真頂きました。
ありがとうございます!!
 
↓舞台終えて、楽屋で記念写真。
三味線 河野文ちゃんは、次の舞台の後見任務で、そちらに即移動…で記念写真欠席…
残念でした(>人<;)  ごめんね!
5月始めから、父,鳥羽屋里長の指導のもと
全員集まって たくさんのお稽古を重ねて
当日に臨みました
 
個人的には、多くの反省点ありますが
共演者全員の心が一つになって
みんなで頑張ることができ
とても嬉しく有難い舞台になりました
 
あまり女流では演奏されることの少ない
男前な名曲で、ドラマチックな大曲であり
義太夫テイストの 昔風な素敵な曲にトライさせて頂き、
貴重な経験になり 本当に有り難かったです。
大きな山に、ただただ必死で挑んだ感じでしたが
振り返ってみれば、とても楽しい勉強でした。
 
お忙しい中、ご来場下さった皆様 
円滑な進行にご苦労下さったスタッフの皆様
たくさんのお稽古を重ね、心を合わせて頑張って下さった勉強熱心な共演者の皆様
心から心から御礼申し上げます
 
本当にありがとうございました
m(__)m(*^o^*)m(__)m
 
鳥羽屋里夕
 
↓和やかな楽屋風景( ^ω^ )珍しいショット。後ろ姿は私です(笑)
良いでしょ♪ みんなニコニコ (*^^)v