私が引き寄せ再修行をスタートさせた一番のきっかけ。それは、2ヶ月前に突然起きたくも膜下出血です。
家に1人でいる時に突然起きた激しい頭痛。
一瞬にしてこれはヤバいやつだと思い、すぐに電話で救急車を呼んだのですが、電話しながら嘔吐がはじまり、脚の麻痺が始まり…
詳しく書くと恐怖感が戻ってくるので、それは波動を下げそうだから書きませんが、幸いにもすぐに救急車が到着して病院に運ばれ、手術をして、何とか命を取り留め、麻痺も治りました
入院中は、くも膜下出血の後に起こりやすいと言われている脳血管攣縮による脳梗塞や水頭症など、色々心配要素もあったのですが、先生が丁寧に治療してくださったおかげで無事に乗り切ることができました
ただ、入院中もでしたが、退院後も1〜2週間は不安が高くメンタルが不安定で、自分がちょっとおかしくなりそうでした。
退院前に先生が「経験上、くも膜下出血後の患者さんの3割〜5割の方々に鬱が生じる。半年くらいで治ってはいくけどね。」とおっしゃっていたので、鬱だけは絶対に嫌だ！と思って、メンタルを整えようと必死でした。私は職業柄鬱病のしんどさをよく知っていたので、絶対に阻止したかったのです！
一番効果的だったのが、奥平亜美衣さんの本を再読すること。亜美衣さんの本を読むと元気が出るし前向きになれるんです
引き寄せ熱がしばらく下がり気味だったため処分していた本もあったのですが、退院してすぐに色々再購入して、毎日のように読みふけりました。そうして、何とか抑うつ状態の日々を脱することができたのです
くも膜下出血というのはとても怖い病気ですが、実は私は、この病気を通してとてもとても大切なことを学ぶことができました
引き寄せの本の中で大事だと言われていること、それは「感謝すること」。奥平亜美衣さんも言われてますが、どんな小さなことも感謝の気持ちを持って受け止めることで、日常的にいい気分を保てるし、今がしあわせで満たされる…と。
病気になる前の私は、この「感謝」の項目と「お金」の項目だけは、どうしても真剣に読む気になれず、実践もしないままきていました。「お金」のことはまたの機会に書くとして、「感謝」について。
正直なところ私は、「感謝っていってもねえ…。そんなありがたいって思うようなことも無いし、日常的なことにいちいち感謝するのもなんかわざとらしいよなあ…」と思っておりました。
浅見帆帆子さんのYouTubeなどもよく観ていたのですが、帆帆子さんは感謝の気持ちを持つことの大事さを特に強調されているため、観ながら「私もこんなふうに感謝できるようになるといいんだけど…難しいよなあ…」と思ったりすることもありました。
そんな私でしたが…。
術後、意識が戻り、少しずつしんどさが和らいでいく中で…、先生の手術のおかげで命が助かったこと、看護師さんやリハビリスタッフたちがそれはそれは優しく丁寧にケアしてくださること、救急隊の人たちの迅速な対応で早く病院に行けたこと、家族が私の心配をしながら一生懸命日常を過ごしていること、職場の人たちがとっても心配してくださっていたこと…もう何もかもに、心の底から感謝の念が湧いてくるようになったのです
私は臨床心理士で、これまでいくつかの病院で働いたこともあったのですが、癖の強いドクターや意地悪な看護師さんなどが目につくことが多く、その経験から、医療スタッフというものにいい印象を持っておりませんでした。
でも、今回自分が患者としてスタッフの仕事する姿を目の当たりにしながら、「私はなんて偏見の塊だったんだろう。みんなこんなに一生懸命患者さんと向き合ってるんだ…」と猛反省したのです。
看護師さんとおしゃべりする中で、時にドクターに対する愚痴なども聞いたりしたのですが（笑）、でもドクターの専門性ってやっぱりすごいなあと本当に敬服
看護師さんも、私なんかよりずっとずっと奉仕の心に溢れてるんだなあ…と
掃除のスタッフもいつも明るく話しかけてくださって、不安で沈みがちだった気持ちもちょっと軽くなることができていたし、病院はいつも綺麗で気持ちよく保たれていたし
私の中にこんこんと湧き出てくる感謝の念は退院してからも変わらず、今もありとあらゆるものがありがたくてたまらない気持ちです。
家で暮らせるということ、家族の笑顔が見られること、フカフカのベッドで寝られること、飼っている猫のふわふわした体に触れられること、自分で家事ができること、外を歩けること、歩いていける範囲にお店も病院も郵便局もあること、店員さんたちの笑顔、職場に挨拶に行ったら、普段ほとんど喋ることの無かった人たちまでもが笑顔で温かく迎えてくださったこと、4月からの復帰をとても喜んでくださったこと…書いていたらキリがありません。何ページ分でも書けるくらい、毎日が、日常が、ありがたくてたまらないという感謝の連続なのです。
環境は何も変わっていないのだけれど、自分の心が変わったことで、見える世界が大きく変わったんだなあと、まさに引き寄せの法則の真髄を実感しております
亜美衣さんが、“嫌なことや大変なことであったとしても、人生には必要なことしか起きない。だとしたら、これは自分にとってどんな意味があるんだろうと考えて…”というようなことを言われていると思いますが、私の場合は、怖い病気だったけれど、自分には欠けていた、日常に心から「感謝」することができるようになる機会を与えてもらったんだなとものすごく納得
今日も1日過ごしながら、たくさんたくさんありがたい気持ちになりました。毎日寝る前に、亜美衣さんプロデュースの手帳にその日あったいいこと、感謝したことを綴っているので、今夜もびっしりと書き込んで寝ようと思います