〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。先週土曜日、和歌山県の補選の応援に来ていた岸田首相に対して爆発物が投げ込まれました。幸い、総理や周囲にいた人に軽症者はいますが、重症者や死者はいませんでした。しかし、昨年7月8日に安倍晋三元首相が襲撃を受け、お亡くなりになった事件から1年も経たず起きたという事実に私は恐怖を覚えました。成熟した民主主義の日本で立て続けに起きたことに強く憤りを覚えます。テロ行為はいかなる理由があっても許されません。同日午後に地元の補選に応援で来ていた野田元総理の演説を見に行きました。野田元総理は、昨年10月の追悼演説で「暴力に怯まず、臆さず、街頭に立ち続けようではありませんか」と呼びかけていた通り、街頭に立ち演説後には有権者とも握手している姿に私は深く感銘を受けました。今夜のブログは、サミット1か月前SP×日本の外交~G7議長国としての1年と新しい国際秩序~です。項目です。1つ目は、最新情報です。2つ目は、G7関係の今後の日程についてです。3つ目は、新連載の「日本の外交~G7議長国としての1年と新しい国際秩序~」の問題提起です。

                                                                                            

〇最新情報※令和5年4月20日時点(日本学術会議等について)

 今日は大きなニュースが2点あります。学術会議についてです。日本学術会議をめぐって岸田政権は、今国会に改革案を中心とした改正日本学術会議法案の提出を目指していましたが今日(20日)夕方に、担当する後藤経済再生相が岸田首相と会談し断念することを表明したと見られます。今後、特殊法人化も含めて検討するものと見られています。私は、学術会議自体の独立性を否定する気はありません。しかし、いわゆる内閣府付属のシンクタンクであるため透明性が必要だと思います。

 NATOのストルテンベルク事務総長はロシアによるウクライナ侵攻後初となるキーウを訪問しました。このニュースは非常に重要なニュースになってくると思います。元々、昨年の2月23日の侵略の理由の一つがNATOの東方拡大でした。しかもゼレンスキー大統領は、NATOへのウクライナ加盟を掲げています。今回、ストルテンベルク事務総長は将来的な加入を支持するような声明も出しています。短期的には、どういう影響があるか現段階では未知ですが、間違いなく中長期的な意味では私は、大きいと思います。

 

〇サミット関係の今後の予定

※:公式ウェブサイトを基に作成。(外相会合・気候・エネルギー・環境相会合を除く)

~広島サミットまで。それ以降は随時更新

4月22日~23日:G7労働雇用相会合(倉敷)・農業相会合(宮崎)

4月29日~30日:G7デジタル・技術相会合(高崎)

5月11日~13日:G7財務相・中央銀行総裁会議(新潟)

5月12日~14日:G7科学技術相会合(仙台)

5月12日~15日:G7教育相会合(富山・金沢)

5月13日~14日:G7保健相会合(長崎)

5月19日~21日:G7首脳会議(広島)

 

〇日本外交

 いよいよ春連載「日本の外交~G7議長国としての1年と新しい国際秩序~」がスタートします。6回にわたり、連載を展開することにしています。本連載では主にG7の最新動向・国際情勢を中心に分析レポートしていきたいと思います。先週発表された外交青書の書きだしは、「今、世界は歴史の転換期にあります」です。外交青書自体は、おいおい触れていきたいと思います。世界の転換期という表現は、ウクライナ情勢を中心とした激変する国際情勢を踏まえたものとなります。岸田首相はよく「ポスト冷戦」というキーワードを用います。この連載では、外交青書等読み解きながら今後の日本外交を考えていきたいと思います。私は、日米同盟やG7はもとより自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)やクァッドが民主主義の新たな基軸になると考えています。最近よく耳にするグローバル・サウス(中間国)も留意しなければならないと思います。私は、外交についてまだ勉強途中ですので分野によっては一般論だけでしかものを言えませんが予めご了承ください。

 

〇編集後記・お知らせコーナ

編集後記はお休みさせて頂きます。

4月24日:統一地方選分析&今後の政治予測SP