あの日から2日経った。
龍二からメールが来た。
「借りていたものを用意したので返したい。」
「わかった。じゃ明日会いましょう。」
次の日私達は、以前ふたりでよく行った場所で待ち合わせた。
二人の懐かしい場所で、
今は他人になってしまった龍二と再会するのは複雑な気分だ。
あの頃に戻れるなら戻りたい。
龍二を憎んでいるけど、あの当時の龍二に戻ってくれるなら
やり直したいと心底思っている。
でも、今の龍二の心にあるのはのり子さんだけだ。
人の心は他人にはどうしようもないと
私が一番知っている。
待ち合わせ場所に着くと
龍二が私の車に乗ってきた。