龍二と彼女がいる場所に行った。


私が来たのを確認して龍二がこちらに向かってきた。




二ヶ月ぶりだ。


最後に会った日の龍二とまったく変わっていなかった。




険しい顔をしながら近づいてくる。




「ひさしぶり」


小さな声で言った。



「反則だよ」


龍二がつぶやいた。




「どっちが反則よ!


この2ヶ月間、私がどんな思いしてたと思ってんの!」


「謝るってのり子さんが言ったから来たのに、何よそれ!」


「・・・ごめんなさい」



その言い方は、もう私には何の未練もないと言っているように聞こえた。


心から詫びているようには思えなかったが、


とりあえず目的は果たせた。



「この先一体どうするつもりだったの?」


「・・・わからない」




今までの事、薬が手放せないこといろいろ話した。


龍二は遠まわしに慰謝料を払う金がないと言っているように思えた。


私の体のことより慰謝料を心配している。


もう、こんなバカ男に何を聞くのもばからしくなってきた。


以前貸していたものを返してもらう約束をし、


その日は、別れた。



「また、メールする」