私は今までの事を彼女に全て話した。
証拠のビデオもあると説明した。
彼女も正直に話してくれた。
私が怪しいと思っていた日は全て彼女と会っていた日だった。
改めて私は自分のカンがすごいと思った。
結局誘ったのは龍二からだった。
「割り切りですか?」
「割り切りです。」
ごく普通の主婦。
そんな彼女の口から割り切りという言葉が出るとは
正直戸惑った。
「職場でも顔を合わせるしまだしばらくは付き合っていくと思う。」
「私は別れてくださいとはいいません。
ただ彼に全てを認めさせ謝ってもらえばそれでいいんです。」
同世代の女同士という事もあり、お互い警戒してはいるものの
時折笑いながら話は弾んだ。
龍二に全てを認めさせ、謝罪させる。
彼女から言ってほしいとお願いした。
「判った。今から呼び出すわ。」