麒麟がくるまで、もう少しお待ちしております。 | 岩下智子「笛吹女の徒然日記」Tomoko Iwashita

岩下智子「笛吹女の徒然日記」Tomoko Iwashita

フルート奏者 岩下智子が綴る気ままな日記です。

こんにちは、フルーティストの岩下智子です。

毎週日曜日に楽しみにしている大河ドラマ「麒麟がくる」の放送はまだお休みのようなので、今日は読書に耽っておりました。

昨日仕事帰りに本屋へ立ち寄り購入した本は4冊。その中の2冊は、三浦綾子の『細川ガラシャ夫人』上下巻です。


細川ガラシャは、明智光秀の娘であり、光秀の親友、細川藤孝の息子忠興の妻ですから、「麒麟がくるまでお待ちください」にぴったりでしょ?笑

ガラシャのことは、美しい姫であったこと、キリシタンだったこと、壮絶な死を遂げることなどは知っていますが、彼女にスポットを当てた本は、今までじっくりと読む機会はありませんでした。いつか読みたい…と思っていたので、昨日本屋さんで、この本を見つけたときには即購入しました。しかも、『塩狩峠』や『氷点』(どちらも読んで大感動しました。)で人間愛を書いている三浦綾子作となったら、ガラシャのキリシタンの面も奥深く書いてくれているのではないかと期待大で読みはじめて、今日は上巻を一気に読み終わりました。

読んでの感想はまた改めて書きますが、まずは上巻では光秀の教養豊かで、落ち着いた知将の様子が描かれており、いったい謀反とは何だったのかを、麒麟がくるとともにもう一度考えさせられそうです。

歴史上の悪役として名が刻まれた明智光秀でしたが、「麒麟がくる」以来、何度もあの謀反の真相を考えてきましたが、この三浦綾子の本により、理由が少し見えてきた感じです。