2024 謹賀新年
本年もよろしく
お願い致します!
お正月の楽しみのひとつ、ウィーンフィルニューイヤーコンサート をようやく今日観ることができました。今年の1stフルートは、昨年11月にウィーンフィル が来日したときにインタビューしたリュック・マンホルツさんが演奏していていました。
フレッシュで楽しんで演奏されていましたね。インタビューでウィーンの音について彼が語っていたことがよくわかりました。このインタビュー記事は、『ザフルート』2月号に掲載されますので、お楽しみに。
ちなみにマンホルツさんが使っている楽器は、ヤマハのイデアルの銀製フルートです。
ウィーンフィル の話に戻りましょう。中間部のバレエも素敵でしたね〜。ウィーンの香りがします。特に私は毎回衣装を楽しみにしています。今年のデザイナーはスザンヌ・ビゾフスキで、リンツ出身の方で、ビアズリー風な模様と花のコンビネーションのドレスは絵画的で、どこか可視感があるなぁと思ったら、以前担当していたヴィヴィアン・ウエストウッドのお弟子さんだそうです。やはり!!
ティーレマンの指揮は構成がはっきりとしていてわかりやすく、低音を鳴らして厚みがあった一方、ワルツやポルカのウィーンのいい意味での緩やかさ、柔軟さが制限されているように聴こえ、少しばかりオケが硬かく聴こえました。ブルックナー生誕200年を祝っての選曲は驚き‼️でした。
ウィーンフィル も昨今、完全に世代交代の時代に入り、メンバーが変わってきました。外国籍の団員も増えているようでグローバル化されてきましたが、これからも伝統のウィーンの音を引き継いでいくことでしょう。
来年はお正月に賑やかにライブでおせちを食べながら聴きたいです!
岩下智子