あみぐるみを編んできて、もう6年くらいになります。

趣味として編んでいた期間が長く、体調の波が大きい私は、編み進んだり、何日も放置したりと、それはマイペースなものでした。


最初にあみぐるみに触れたのは、24年くらい前になります。


ウェルシュ・コーギー

病気になったこともあり、長いブランクがありました。「あみぐるみを本格的に趣味にしよう!」と思ってからは、片っ端から、いろんな作家さんの本を見て、作品を編み続けてきました。


運が良いことに、「作品の数」を編んできた私は、少しずつ上達をしてきたのです。


ビーグル犬

現在、あみぐるみを仕事にしていますが、3ヶ月に1回くらい販売会があります。

そこに出品するために、ほぼ毎日、編んでいる訳です。


販売会で、いろんな人達にあみぐるみを買っていただいて、その後また編むということを繰り返しています。


もうすぐ4度目の販売会があります。


そんな中で、私が強く思うことは、『私のあみぐるみで、今の若い学生さん達の力になりたい!』ということです。


うさぎ・キーホルダー

青春は、もう遠い昔のことですが、私にはとてもつらかったです。

いじめや毒親による自己喪失によって、過酷な日々を過ごしていました。


学校で、友達の作り方もわからずに、いつも1人でいました。

無視といういじめは、寂しいというより、むなしかったです。


そんな我慢を強いられていた私は、あの頃出来なかった「友達との楽しい繋がり」が、今、埋め合わせをするように、欲しくなってしまったんです。

学生である人達と関わる接点をもう一度。

シュナウザー

あの頃の私が1番思っていたことは、「私も、友達の輪の中に入りたい」でした。

でも、そんな自由意思は許されないと、親との関係で刷り込まれていました。


今、この年になって、10代の頃のことばかり考えてしまいます。

コンプレックスの塊でつらかったし、自分を生きれてなかったです。


そんな華やかに見えるけど、実はつらくて複雑な青春を生きている今の若い学生さん達に、私のあみぐるみを届けたいです。

それによって彼女らが笑顔になってくれたり、癒されたりするのが、今の私の夢です。

若い人達に、あみぐるみにもっと親しんでもらいたいです。


実は、私は学生時代にクラスメイトから言われた言葉が、今でも忘れられません。

それは、「◯◯さんて、ノリが悪いよね!」「だから友達ができないんだよ!」です。


「私も楽しく会話したかった。一緒にふざけたりしたかった。」という思いが、今も残ったままです。

でも、どうしても楽しく関わる方法が、分からなかったんです。


最近、若い学生さんが、リュックやカバンに、大きなぬいぐるみなどのキーホルダーやボールチェーンなどをぶら下げて、歩いているのをよく見かけます。


その定位置に「私のあみぐるみはいかがですか!?」と、心の中でつぶやいてしまいます!


販売会のスタッフさんは、私のあみぐるみのことを、愛らしく、可愛く、人を笑顔にすると評価してくれています。

そんなあみぐるみの力は、使わない訳にはいきません。


シロクマ

販売会は、平日のお昼間。

学生さんが買いに来ることはほとんど出来ない時間帯で、買っていただくのは、ご年配の方々が中心です。


もちろん、ご年配の方々に喜んでいただけて、私も嬉しいです。

ただ、なんとか工夫をして、学生さん達にも、私のあみぐるみをお届けしたいという夢を、いつか叶えたいと思っている次第であります。


学生さん達が、私のあみぐるみをリュックやカバンからぶら下げて、元気に歩いている姿を見てみたいです!



長文、読んでいただき、ありがとうございました。