こんにちは。

今日は君吾と謝憐について。


(こちらはアニメと小説全巻のネタバレです)



君吾が黒幕であり、彼はこの世界を変えてしまう

ような怒りと恨みを持って生きてきました。


君吾のいきさつ


謝憐が苦労してきたことは実は君吾が仕掛けた

ことだったんです!💦


そのきっかけが一念橋で鬼を倒した時に

謝憐が言った言葉「身在無間、心在桃源郷」

(この身は無間地獄にあれど、心は桃源郷にあり)

がきっかけでした。


謝憐はそれまでも大変優秀な人物だったし、

君吾も気に入っていたのですが、

これを言った時に君吾の心は痛みました。


本当にそう思うのか?


本当に地獄のような苦しみに遭遇した時に、

そんなことが言えるのか?


そして、君吾の壮大な仕掛けが始まったん

ですね。仙楽国の滅亡、人面疫の感染、

国の滅亡後は白無相として直接的に攻撃して

きました。


謝憐は一念橋の鬼を倒した後、飛昇しますが、

やはり君吾と同じく自国の危機を救うため、

地上に降り奔走しました。

しかし、仙楽国は滅亡。極貧生活と白無相に

よる極限までの苦しみが彼を襲うことに

なります。


そして、3度目の飛昇後の任務も、

実は君吾が仕掛けていたことだったんです。


いやいや、怖いよ、君吾💦

天界ではあんなに謝憐を気にかけていたし、

成長を喜んでもいたのに。


でも、そうやってまっすぐに歩んでいく

謝憐を太子殿下だった頃の自分を重ねて

いたのかもしれないですね。


ほんとだったら、誰からも慕われ、

誰よりも人々を救うことができる存在に

そのまんまなれたはずなのに。


結局、第一武神となり、神として存在している

のは、どうやっても彼の理想を叶えたかった

ということなのかなとのかなと思うと、

執念が凄すぎるガーン


アニメでは穏やかなお顔の君吾ですが、

本当は人面疫も法力で押さえ込んでいて、

彼の恨みは白無相として表現されたり、

銅炉山から出てくる妖魔や呪いによって

発散されてのあの穏やかな表情ですから。

エグいものを抱えています💦


梅念卿は君吾と謝憐の2人の太子殿下に

仕えていたことになるけど、2人がともに

優秀で温情があり正義感のある存在であるから

こそ、似ている人生と何度も言います。


でも、花城は「全然、似てない」と何度も

言います。


そうなんです。

君吾と謝憐は生い立ちも能力も、目指したいこと

も似ているし、遭遇した出来事、対処の仕方、

とても似てるけど、徹底的に違うところがある。


それは、君吾は恨みや怒りを捨て切れず、

実行に移したけど、

謝憐は恨みや怒りを抱えても実行に移さな

かったこと。


そして謝憐は、人を救い続ける強さと慈悲の 

心を忘れなかったこと。さらに、何度でも

何度でも立ち上がってきたということ、

なんだと思いますおねがい


君吾が仙京を新しく作ったのは、

確かに人々を救うという当初の目的があった

のかもしれませんが、今までいた神官の

命を奪ったり、恨みを捨て切れない上で

神官としてやっていくということは、

彼の傲慢さなのではと思うんです。

(強大な力だからこそ、多くの人々が

助けられたとは思います)


でも、謝憐は自己犠牲はちょっとダメだけど、

無私というか、無欲というか、

純粋に人々を救いたい気持ちだけで生きて

きました。


だから、謝憐は神になることにはなんら

こだわってないように感じます。

追放されていた時も彼は慈悲深く何も

変わらなかったから。


そして、そんな謝憐は1人でずっと生きて

きたんだけど、人との関わり方のなかで、

最終的には花城がいたり、風師や風信、慕情

など、ともに戦ってくれる存在や、半月ちゃん 

や千秋など慕ってくれる存在に囲まれて

いたりします照れ


君吾は謝憐が自分と同じように行動することで、

自分をわかってもらおうとしたわけですが、

そんなことをしたって、真に癒されることなんか

なかったと思う。


謝憐は何回ももうダメかもという時が 

あったと思います。

自分の恨みや悲しみにのまれそうになる時です。

でも、諦めなかった。

花城が身をもって助けてくれたこともあるし、

ギリギリでなんとか這い上がってきました。

それは彼の良心を捨てなかったから。


その苦しみがさらに深い慈悲の心と、

花城という1人の存在を愛する気持ちに

繋がっていったんじゃないかなと思いましたおねがい


君吾によって、国は滅亡し、がらくた太子と

蔑まれてきた時代もありますが、

謝憐が身につけたもの、得たものは、

奇しくも君吾が与えた苦しみによって

もたらされたものでもあります。


仙楽太子のままでいる方が、幸せだったのかも

しれないし、過去は黒歴史といまだに後悔する

ことがあるみたいだけど、今の方が多くの

人を救って、大きな愛も得ることができてる。


いや、本当にすごいよ、謝憐て人は照れ


そんな、素晴らしい物語を読めて、

ほんとに幸せだーってつくづく思うのですおねがい