こんにちは。
読了したので、感想を書きたかったのですが、
いろんなエピソードが盛りだくさんで
何書いたらいいかわからなくて、
とりあえずいちばん好きな言葉を
(ネタバレです)
↓3巻のアニメイト特典はアクスタ。
花城大好きな妹に見せたところ、
悶絶してました(笑)
私が好きな言葉は
「重要なのは『君』であって、
『どういう』君なのかじゃない」
です。
謝憐と花城が黒水島から脱出しようと棺桶を
作ってる場面。(322ページあたり)
花城に好きな人がいることがわかって、
ちょっと複雑な心境になる謝憐。
鬼王で美しく優れた存在であるにも関わらず、
受け入れてもらえないなんてと驚きます。
その時、花城は「その人には俺のみっともない
姿を見せたことがある」と言います。
謝憐はそれは羨ましい、
思い通りにならない時があった時、
起き上がることができない自分でも愛して
くれる人がいたらいいのに、と考えてたと
言って、花城の憧れの人なら、
みっともない姿を見せても、なんだ大したこと
ないとは言わないよと言ってあげます。
そのあとに最初にご紹介した
私の好きな言葉が続きます。
殿下はだんだん花城のとこを意識し始めて、
あたふた💦
(かわいいです)
そして、花城に好きな人がいることがわかって、
ちょっと心が乱れるのですが、
それでも、誠意をこめてこの言葉を贈る。
花城はいつも殿下に対して誠実ですが、
謝憐も花城には誠実で彼のことを思っています。
謝憐が神官として絶大な人気を誇っていましたが、
国の滅亡を境に、
人々の気持ちは一転して失望と恨みに
変わっていきました。
殿下自身のこの体験からこの言葉が出てきた
ということもあるでしょうし、
三郎として現れた時、三郎が誰であるかは
関係なかったし、絶境鬼王とわかっても、
何にも態度が変わらなかったことからも、
殿下が心から花城に対して感じていること
なのかもしれません。
花城はどんな謝憐でも愛している、
全受容の愛でいつも見守っています。
一方、謝憐もまだ自分が花城を愛してると
自覚していなくても、やっぱり全受容で、
花城を慈しんでいます。
花城は好きでいる本人から、そう言われる
わけですが、うれしかったかな。
謝憐はあとで好きな人は自分なんだって
わかったらこのことはきっと恥ずかしいように
思います(笑)
こんなことができないと愛されないんじゃ
ないか、こんなことをすると嫌われるんじゃ
ないかって思いがちだったりしてしまう
私なので、謝憐の言葉はほんとに素敵だなと
思いました
ただ存在を愛する。
このやりとりが好きです