仲良しの男友達が

起業したての頃のこと。

 

ビジネスがなかなか軌道に乗らず

金銭的にとても苦しんでいた。

 

そんな中でも、

もともと社交的だった彼には

飲みの誘いがまったく絶えない。

 

何かしら理由をつけて

断るようにするものの

やっぱりたまには

顔を出さなきゃとも思う。

 

しかも参加するからには

後輩に払わせるわけにはいかない。

 

彼は、後輩におごるために

キャッシングまでしていた。

 

その頃のことを振り返って

彼はこう言う。

 

誰かを充実させたいんだったら

まず自分が充実しないとな。

 

 

 

 

彼の話は、

お金という目に見えるものだったから

わかりやすかったが

これ、目に見えないものでも同じだ。

 

自分に知識がないことは

人には教えられないし、

自分に経験がないことは

人にアドバイスすることはできない。

 

元気を持ってない人は

他人に元気を与えられないし、

優しさを持ってない人は

周りに優しさを与えられない。

 

表面的にフリはできる。

 

知ったかぶり。

優しいフリ。

 

私の友達がキャッシングしたように。

 

でも、それは長くは続かない。

すぐに必ず苦しくなる。


 

 

 

よくこんなことをいう。

 

人を幸せにするには

自分がまず幸せじゃないといけない。

 

これも、自分が持ってるものしか

人にあげられないという

同じ法則の話だ。

 

さて、自分は今どんなものを

持ってる人だろう?

 

そして、周りの人に何を与えたいだろう?

 

誰かに優しくしたいなら

自分にまずとことん優しくするべき。

 

誰かを律したいなら

自分をまずとことん律するべき。

 

誰かを癒したいなら

自分をまずとことん癒すべき。

 

人に与えたいものを自分に与える。

満たすべきはまず自分。

 

今晩からすぐやろう。