●現実問題

これまで、「とにかく杏ちゃんと付き合いたい!攻めるぞ!」
と猪のように突進してきたが、今日はそんな獣も一旦立ち止まらざるを得なかった。

告白前に、女性メンバーから
色々と確認しておきたいことがあるというのだ。

もう告白直前。何も隠すことはない。
どんとこい!!
そう構えていたのだが、想像以上に現実的な質問が飛んできた。

・本当に結婚したいの?
・こどもができなかったらどうする
・浮気絶対にしない?
・夜の相性が合わなかったら?(使えないかも)
・生命保険に入ってくれる?

「柔よく剛を制す」とはこのことか

でもそうだよな、それだけ杏ちゃんも本気で彼氏を作りにきたんだよね
じゃあ俺も本気で向き合おう!

そう思えた時間だった。

●歌は自分の気持ちを伝える最強の武器

・・・ではなかったんですね。
まじで歌わなきゃよかった笑

最後のアピールタイムで
僕はライバルのユウスケさんと差をつけたかった。

普通に話すだけでは
ユウスケさんの方がトーク力があるし
お兄さんだし、イケメンだし、僕は勝てない。

僕にできること、それはなんだろうか

.
.
.

あ、歌おう!

なんでその結末にたどり着いてしまったのだろう。

僕はシンガーソングライターでもないし、バンドマンでもないし
楽器が弾けるわけでもない。
でも、昔から、歌うことが好きだった。
別に人から上手いと言われたこともないし、自分の声も嫌いだ。

でも、下手でも、気持ちを込めれば
歌ってすごい武器になるよね?
じゃあ、俺は歌う!!

選んだ曲は、玉置浩二さんの
『しあわせのランプ』

この曲は最近知った。
テレビで、浅田舞さんが寝る前にこれを聞くのが習慣だと言っていて
僕も聴いてみたら、なるほど、よい歌詞だなあ、と思ったからだ。

最近知ったので、一回も練習してない。
歌詞も覚えてない。
絶対、うまく歌えない。
杏ちゃんに不快な思いをさせるかもしれない。
視聴者からクレームが入るかもしれない。
両親が「こんな息子に育てた覚えはない」と嘆くかもしれない。
でも、今歌わないと絶対に後悔する。
だから、僕は歌った。

————————
玉置浩二さん『しあわせのランプ』Aメロ

しあわせになるために 
生まれてきたんだから
好きな人と 一緒にいなさい

大切なことなんか 分かってくるんだから
好きなことを やっていきなさい

————————

うん、これ歌ってる暇あったら生命保険に入ろう。

●やりきった

さあ、いよいよ運命の時間がやってきた。

ユウスケさんと、どっちが先にいくか、みっちーが決めていいよって言われた。
僕は、「後」を選んだ。

理由は、簡単。
僕は、勝ったと確信していたからだ。
杏ちゃんがOKするかはわからない。
でも、少なくともユウスケさんよりはインパクトを残せた自信がある。
杏ちゃんのこと好きだってアピールを残せた自信があった。
だから、ユウスケさんには申し訳ないけど
僕は最後の最後に返事をもらい、OKをもらいたかった。

●告白

告白するのって、しばらくぶりで、どうやってやるんだっけ?
何を言おうか、すごく悩んだ。
長すぎてもダメだし、短すぎてもダメ。

僕は、ちょうど心地よいくらいのエピソードを添えて告白した。

別ルームからユウスケさんが僕の告白を見ていたけれども
そんなことは一切気にならなかった。

僕は、杏ちゃんに、ちゃんと言葉にして想いを伝えることで精一杯だった。

●カップル誕生

告白の返事を聞くのは、いつだって緊張する。
僕が初めて告白をしたのは、中学2年に1つ上の先輩にした時だ。
そのときは僕もただのガキだったので、当然ながらフラれた。
でも、その時と、今と、このドキドキはなんら変わらない。

それは、リアルに対面している時と、リモートでも
なんら変わらない。

変わるとすれば、相手の目を見て話すのではなく
目の前のカメラを見つめながら話すことくらいだ。

「みっちーは初めて喋った時から・・・」
始まった。告白前のくだりだ。
この時間はなんとも言えない気持ちになる。

「でも・・・」
という言葉が出た瞬間に、僕は杏ちゃんから「DELETE」されるのと同じ。
「でも」は言うな言うな言うな言うな言うな・・・・

.
.
.

「みっちーとお付き合いしたいです。よろしくお願いします。」

.
.
.

「へ?」

言葉にならなかった。
この瞬間、僕は杏ちゃんの彼氏になった。
リモートで、彼女ができた。

幸せ者に、俺はなるーーーーー!!!!!

と、どこかの夢見る海賊のように叫びたかったけれど
そこは平静を装った。

「おっ、おう。よろしくね。」

なんとか、出た言葉がこれ。
いや、違ったかな?
もうなんて言ったか覚えてない。

でも、そのくらいに嬉しかった。

●リモート企画を通して、最後に

振り返ると、僕は1日目に落ちる覚悟でいました。
リモートって、画面に映る顔が全て。
特に、1日目は、顔でほぼ判断されると思う。

僕は、別にイケメンじゃないし、髪型もボサボサだし
声も嫌いだし、話も面白くないし、色気もない。

他の男子メンバーがとても輝いて見えた。
僕は、ここで落ちるんだな・・・

いやいや!
何もせずにDELETEされるのが一番だせえ!
攻めて相手に一撃喰らわせてから去って行こう!

だから、1日目のまだ全員が打ち解け合っていない時に
12人も前で杏ちゃんを誘った。

今思えば、あの勇気を出せなければ
僕は1日目にDELETEされていた可能性が高い。

リモートでは、みんなの音声が同時に聞こえる。
普段の飲み会だったら、みんなが盛り上がっている時に
気になる人の隣に座って、こそこそお話しができる。
でも、リモートでそれをするためには
12人の前で「許可」を取らなくてはいけない。
そんな難しさを感じた。

●今後リモートで恋人探しをする人に向けて

最後に、僕が作った「リモート攻略のポイント」を残して
このブログを締めたいと思う。
是非参考にしてもらい、次なるカップルの誕生を期待しています。

・積極的にツーショットに誘う
・インパクトを残す
・リモートお風呂に誘うときは下心を見せない
・家の中だからと油断せず、清潔感のある服装、髪型で
・相手の変化に気付く(背景、髪型、化粧、服装など)
・会話で自分のことばかり話さない
・人の会話を遮らない
・異性がいるのに、同性だけのトークをしない
・歌で気持ちを伝える際は、自分の歌唱力に自信があること、そして曲のチョイスを慎重に選ぶことに注意する

短い期間でしたが、とても有意義な経験ができました。
ありがとうございました!!
 

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