職業がら、こんな頭でっかちで、ずっと…ずっと…何とか食べて欲しい。口から食べて欲しい…何とか栄養摂って欲しい！って思ってた。
でも、父を看取って少し変わりました。みんな、どんなものにも思い出があります。一口食べた時に感じる香りや食感で、昔食べた時のその日の思い出が、わぁ〜と溢れて。幸せな気持ちになるとは限らないけど…食事って、色んなことを思い起こせる凄い力があるんです。みんな食べたいものがあるんですよね。それは高い、安いじゃなく…量や質でもなく…自分だけのもの。
父は最後に「水」と手で書いた。飲み込むことは出来なかったから、口に少し含ませてあげたら頷いてました。
私は最後に「お味噌汁」を飲みたいと王子に伝えてあります(^_^;)