作法というのは、突き詰めて考えれば、他人への気遣いです。

具体的な細かい作法をいくら知っていても、本当の意味で他人を気遣う気持ちがなければ、何の意味もない。

その反対に、作法なんかよく知らなくても、ちゃんと人を気遣うことができれば、大きく作法を外すことはない。

駄目な人は、この気遣いがまったくできていない。

人の気持ちを考えて行動するという発想を、最初から持っていないのです。