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※この記事は、

2021年9月19日のnoteの記事から

移植したものです。

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9月に入った頃、心に強く決めたことがある。




「自分をしっかり癒そう」




心理学やスピリチュアルの世界に足を踏み入れて、6年が経った。




心屋仁之助さん(現 Jin 佐伯仁志さん)やHappyさんのブログを読み始めたことから始まり、心屋塾では初級セミナーからマスターコースまで通いきった。




その過程で心理カウンセラーになりたいという思いが芽生え、新卒から7年勤めた会社を辞めて起業までした。




ところが、現在、私は心理カウンセラーとしての活動をお休みしている。




起業してからの4年を振り返ると、最初の1年ちょっとはとにかく休みたくて、心理カウンセラーとしての活動を開始しつつも、ほとんど家で寝て過ごしていた。




そのうちに、もう少し活動的になりたい、社会との関わりを持ちたいと思うようになり、心理カウンセラーとしての活動と並行して、カフェでも働き始めた。




それから少しして、「Happy Cafe」で働けることが決まった。




「Happy Cafe」はHappyさんがつくったカフェで、できた当初からずーっと働いてみたいと思っていた憧れのカフェだった。




Happy Cafeでの8か月間はすごく刺激的だった。




いままでやったことがなかったことにたくさんチャレンジしたことはもちろん、何よりも、こんなに(意識的に)自分と向き合おうとしている人たちに囲まれて過ごしたことがなかった。




この8か月間によって、「自分と向き合う」ことは私にとって普通のこととなった。




まだまだ粗いものではあったけど、いままでまったく自分に意識が向いていなかった私にしてみれば大きな前進だった。




小さな前提や思い込みもたくさん見つかった。




それだけじゃない。




Happy Cafeは私にたくさんのご縁をもたらしてくれた。




いま働いている餃子屋さんの店長とのご縁もそうだ。




Happy Cafe閉店後、私は餃子屋さんで働き始めた。




自宅(当時)から1時間半もかかる餃子屋さんだ。




それでもそこで働きたいと思ったのは、とにかく店長に惹かれたから。




心理学やスピリチュアルへの理解があるみたいだ!などと思っていたら、どっこい相当造詣が深かった。




その世界に足を踏み入れて、自分と向き合い続けること十数年。




試行錯誤の末、オリジナルで自分との向き合い方(自己統合プログラム)を確立したスゴイ人だった。




店長との出逢いをキッカケに、私の自分との向き合いは一気に進む。




この2年間は、その前の4年間なんて比じゃないほど、自分と向き合ってきた。




軽く笑い飛ばせるようなモノから大泣きするほどのモノまで、本当にたくさんの前提、思い込み、幼い頃に蓋してきた感情を見つけ解放してきた。




そして、その過程で、私は心理カウンセラーとしての活動をお休みすることに決め、いまに至る。




自分と向き合うということは、ツラくて、悲しくて、もうそれを感じたくなくてそっと蓋をした感情に、必死で目を背け続けてきた感情に、もう一度向き合うということ。




当然、怖いし、抵抗も出る。




でも、一つ解放していくごとに、気持ちはどんどん軽くなる。




いまの私は6年前よりずっとラクに、リラックスして毎日を過ごせるようになった。




それでも、前提、思い込み、蓋してきた感情というものはまだまだ自分の中にあって、それらは日常のちょっとしたことで顔を出す。




モヤモヤ、ザワザワしたら、そのサインだ。




つい先日、また一つ、顔を出してきた。




このモヤモヤから早く抜け出したい!という思いから、手あたり次第、夫に話を聞いてもらったり(我が家は夫がよき相談相手)、オラクルカードを引いてもらったり、タロットカードを引いてもらったりしながら、MOMOYOさんの本を読みあさり、YouTubeを観あさり…




そうして、MOMOYOさんが「マインド(思考)が持っているセルフイメージ(前提)を見つけ出すワークを2年間ほぼ毎日やった」という話を目にしたとき、




「あぁ、私もしっかり腰を据えて、時間を掛けて、自分を癒していこう」




という考えが自然に湧いてきた。




これはただの思いつきではなく、決意だった。




家族でも友人でも同僚でもない、何のしがらみも発生しない第三者に頼ろうと思い、MOMOYOさんのお弟子さん(という表現が正しいのかわからないが)に個人セッションを申し込むことにした。




決して安くはない。(私の金銭感覚の話。セッション内容に比べて高い安いという話ではない。)




欲しいものを我慢することになるかもしれない。




どのくらいの期間受けることになるかもわからない。




それも覚悟の上で決めた。




「自分をしっかり癒す」って決めたから。




ふと、「自分をしっかり癒す」ってセッションを受けることだけではないのでは?という考えが思い浮かんだ。




瞬間に、お休みしている心理カウンセラーとしての活動のことが過った。




セッションを受けることが「自分をしっかり癒す」ことの「守り」だとすれば、心理カウンセラーとしての活動を再開することは、自分がやりたかったことをやるという「攻め」。




私にはこの両方が必要なのでは?と思った。




お休みすることを決めたとき、もう一生やらないとは思えなくて、いつになるかはわからないけど、いつかきっと再開すると思い、「辞める」のではなく「お休み」することに決めた。




お休みしている間、何度も「やらないの?」「絶対向いてるのに」「待っている人がいるよ」と声を掛けてくれた人たちがいた。




さまざまな前提や思い込み、蓋してきた感情が立ちはだかって、正直、全然受け取れなかった。




それが、「自分をしっかり癒す」ことの「攻め」を意識し始めたときから、徐々に「そうかもしれないなぁ」と受け取れるようになってきた。




「それもこれも、やっぱり、心理カウンセラーとして活動していきたいと思ってるからだよね。…再開しようかな!!」




ようやく、素直にそう思えるようになった。




立ちはだかっていたものがなくなったスッキリ感。




まっすぐ、そこに向かっていけるような。




心理学やスピリチュアルの世界に足を踏み入れて6年。




自分をしっかり癒すことにした。




そしたら、心理カウンセラーとしての活動を再開することになった。




自分を癒すっておもしろいね。








※カバー画像は、イラストレーター のだかおりさん の作品です。