正確には、いまも怖い。






ずーーーっと、
ずーーーーーっと怖かった。



本当は、ずーーーーーっと怖かった。



何をするのも怖かった。



(あ、息をするのは平気。)



誰かと話すのも、LINEするのも、
遊ぶのも、働くのも、
普通に生活するだけでも、
ずーーーーーっと怖かった。



できてないことが見つかるのが怖かった。



できてないことが見つかって、
愛してもらえなくなって、
もうそこにはいられなくなるのが怖かった。



わたしにとって、
できてない=愛してもらえなくなる
だった。



小さかったわたしにとって、
それは死活問題だった。



本当は、ずーーーーーっと
すべてが怖かったんだって、
まるで子どものように泣きじゃくった。



大泣きして、鼻水垂らして、
「怖かったよぅ」「怖いよぅ」って
気が済むまで何度も何度も口に出した。



こんなに、すべてが
怖かったなんてまったく気づかなかった。



いまは、
「怖い」を一つ一つ感じ直してる。



これも、それも、あれも、
怖かったんだね、怖いねって感じ直してる。



いまできることは、それだけ。