『お客様にお知らせいたします。本日朝6:15、○○駅にて人身事故が発生した関係で、ただいま東海道線は運転を見合わせております。繰り返しお客様にお知らせいたします・・・』
(この朝の忙しい時間帯に!!もぉーーー)
駅に着いた途端聞こえたアナウンスに私はイライラを隠せなかった。
あいにく私が通勤で使っているのは東海道線ではない。
しかし、東海道線が止まると私が使っている路線に人が流れ込み、ものすごく混むのだ。
(電車1、2本は見逃す気じゃないと無理かも…)
まだ駅に着いただけだというのに、どっと疲れを感じた。
ホームに電車が入ってくる。案の定すごい混みよう。
一本電車をやり過ごしてみたものの、あまり変わらない状況に私は覚悟を決めてその満員電車に体を押し込めた。
(ドアさえ閉まれば…こっちのもん…!)
プシュプシュっと何度かやり直し、やっとのことでドアが閉まる。
いつもの倍以上の人を乗せた電車が、動き出した。
(だから満員電車は嫌いなのよ!)
電車が方向を変えるたびにそれにあわせて人が流れる。
靴は踏まれるわ、隣の人に睨まれるわ、もう散々。
次の駅に着いて、少し人は降りたものの(私の隣にいた人は私を睨みながら降りていった。最悪!)また同じくらいの人が乗ってくる。
あと一駅だし我慢!と思った瞬間、またも電車が大きく揺れた。
(ヤバっ)
油断したのか、私は前にバランスを崩した。後ろから人は押してくるし、自分の力じゃ立て直せない。
(このままじゃ…倒れる!)
・・・トンっ。
倒れこんだ先は、なんと目の前にいた人の胸の中。
「ごごごご、ごめんなさいっっっ!」
と、言ったもののすでに身動きは取れず、相手の顔も分からない。
「いえ、大丈夫ですよ」
頭上から聞こえた落ち着いた男の人の声。
駅に着くまで約三分、私はそのままその人の胸の中にいた。
『ご乗車ありがとうございました。次は新橋~新橋~』
ようやく駅に着きドアが開き、人が外へ流れ出す。
背中の圧迫が無くなった私は慌てて男の人から離れた。
「ほんとにすみませんでした」
顔を見てびっくりする。ものすごくかっこいい!!
急に恥ずかしくなった私は、軽く会釈をして電車から飛び出した。
ドアが閉まるベルが鳴っている。
(どうしよー!満員電車で動けなかったからしょうがないとはいえ、あんなにかっこいい人の胸の中にしばらくいたなんて…!!)
いまさらながら心臓が狂ったように騒ぎ出す。
顔がほてっているのは暑さのせいだけではなさそうだ。
(とりあえず冷静に!落ち着け私!)
歩き出した、その時。
「あの」と後ろから肩を叩かれた。
振り返るとそこには、先ほどのかっこいい男の人!
「これ、落としましたよ」
彼の手には、白いシュシュ。
慌てて髪の後ろに手をやると、確かにシュシュがなくなっていた。
「あ・・・。すみません」
ペコリとお辞儀をしてシュシュを受け取ると、大きな音を立てて電車が隣を走り去る。
「あ!!電車!!降りるのここでよかったんですか?」
「あー、大丈夫。次に乗るから。まだ遅刻する時間でもないし」
彼はやはり落ち着いた、穏やかな声で言った。
「それより、いつもこの電車?」
「ええ、だいたいもう一本早いのに乗りますけど。・・・えっと、あなたは・・・」
「あ、向井です。俺はいつもは東海道線」
『でも…』と彼はいたずらっ子のような目をして笑うと、続けた。
「明日からはこっちにしようかな」
(え・・・?)
「あのさ、もしよかったら、名前教えてもらえませんか?」
・・・満員電車も、悪くないかも。
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今日の朝電車でしてた妄想。
別に東海道線が人身事故だったわけでも、満員電車でもなかったけどw
今日は雑誌スマートの発売日♪
ってことで会社帰りに本屋に寄ってみたけれど。
なんと、付録がついてるからか、雑誌にゴムが!!!
これじゃぁ見れーん!!と思ったけど、ゴムだし…と思い、きょろきょろ店員さんいないか見つつ、そーっとあけてみてしまった。(よい子は真似しちゃいけません)
でもねー。がんばったけど向井さん一ページしかなかったよ~~。インタビューとかもなし。
期待してただけにちょっと残念。と思いアメブロを検索してたら、もう一冊あるとかなんとか??
まぁ月刊誌で、私が見たのが最新ってことは確かなので、それは先月号なのかしら?
それには向井さんの名前が表紙に載ってるそうです。確認してないからわからないけど…。
とりあえず、北川景子さん表紙のスマート最新刊には向井さんは一ページでした。(涙)
もちろんかっこよかったけどね♪♪