昨日、朝からいつもとは違う腹痛に襲われ?、
何かいけないもの食べたかなぁ・・当たったのかなぁ・・・と思いながら、
とりあえず直に治るでしょうと、仕事先へ向かいました。
でも、その後も一向におさまらず、冷や汗も出てきたので、
「今日は早退させてもらい、とりあえず病院に行こう。
はて、困ったな。
那須に来て、まだ内科に行ったことがない。
行ったのは、歯科医と皮膚科と耳鼻咽喉科。
内科ってどこにどこにあるんだろう・・・。」
と腹痛と戦いながら、頭の中ではいろんなことを考えていました。
とりあえず、いつも鞄の中に忍ばせている
「陀羅尼助(ダラニスケ)丸」を服用。
以前、奈良の吉野桜を見に行ったときに、お土産に買って以来、
私の常備薬になっています。
1300年前、大峯山中で、修行をしていた役行者が、
疫病が流行し人々が困っているのを助けるため、
山中の黄柏の木の皮を剥いて煎じ薬として人々に飲ませ
疫病から救ったらしい。
江戸時代には、和漢胃腸薬の妙薬として民衆の中に広まったとか。
陀羅尼経のように有り難い薬効があることから命名された
「陀羅尼助丸」
1回の服用が30粒。
え~そんなに?と最初は驚きました。
自宅用は、この蜂の巣のようなスプーンで掬って数えます。
外出先では、分包になっているものを持ち歩いています。
以前、仕事先で、腹痛を訴える男性が、
「この辺に薬局ありませんか~??」と周りの方に尋ねていました。
まるで機内での
「どなたかお医者様はいらっしゃいませんか?」の状態です。
「陀羅尼助だったらありますけど・・・」と私が声をかけたところ、
「おっ関西の方ですか?」と聞かれ、
「陀羅尼助をご存じでよかったです。」と差し上げました。
即効性のある薬ではない筈ですが、その後その男性は、
普通に仕事にもどり、夕方にはすっかり腹痛もおさまったそうです。
そして、昨日の私も、服用後、頭でいろいろ考えているうちに、
腹痛もおさまり、どうにか、仕事をこなすことができました。
陀羅尼助、恐るべしです。