浸透する音楽

私は　一度だけ　

フルートとピアノのミニコンサートで

大泣きしたことがあります


心がしんどい時期で

そのやさしいフルートとピアノの音で

溜まっていたものが　

どんどん　どんどん　

涙となって　でてきました。


心に　光なんて　見いだせないくらい

深く　深く　閉じこもっていたのに

その音楽は　

その　深いところに　すんなりと

溶け合うように　寄り添ってくれました。


音楽の　力って　すごい！


そのとき　しっかりと

その素晴らしさを認めました。


五感で感じた　コンサートは

体全体で　体験した　そのぬくもりは

現実のもの。

漂う音は　響きと共に　

体に浸透していきました。



ひどく落ち込んでいた　そのときの私は

もしかしたら　幻想の中で

暗い穴倉に　自分を押し込めたかった

だけなのかもしれません。


かわいそうな自分になるために。


かわいそうな自分　というシナリオを

創って　味わいたい

とんでもない思考が

そこには　潜んでいたのだな・・・

と　今なら思えます。

（そうすることに　メリットがあったから）


だけど　その　真っ最中の自分は　必死。

心が押しつぶされそうになって

立っているのもやっとなときは

音楽の力は　とても偉大でした。



あの　やさしく包んでくれるような

音楽のぬくもりは

いまでも　忘れられません。


こんな感動を与えてくれる　音楽に

触れられるって　なんてステキなことなんでしょう！


こんな　ステキな体験がたくさんしたくて

生きてるのかも




明日も　ステキな１日を！