他人がどう思おうと、どう行おうと、それに執着してはなりません。相手の方に期待してはなりません。
すべては、あなたという山の頂にさしかかり、風の流れに乗って去ってゆく雲のような存在です。それをいつまでも同じ所に留めておこうと思ってもなりません。
人間の心もまた、無常なものです。程度の差こそあれ、無常であることに例外はありません。
あなたも、そうした無常に対する一つの大きな諦めのようなものを持っていなさい。
そして、そのような深い諦めの内から、限りなく深く長い愛の眼を持ってすべてのものを眺めていなさい。
そして、彼ら一人一人の自由を尊重してさしあげなさい。彼ら一人一人の個性を尊重してさしあげなさい。
天川貴之
(JDR総合研究所・代表)