哲学者は、没我の境地において、理念を思索しながら、その理念と一体化してゆく。

 

 そして、あたかも列車がレールの上を走るが如く、理念の集積である宇宙の法則の上を、いや、未だ人間の内に秘められている所の自然法の上を進んでゆく。

 

 このようにして、理念を発見しながらその上を進み、その過程において発現されてゆく理念としての法は、三次元にある書物となって、あたかも創造行為であるが如く示されてゆくのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  by 天川貴之

(JDR総合研究所・代表)