◎ 私は、人生のその度その度ごとに悩み苦しんでいるのだが、すべては過ぎ去ってみると、懐しく美しい思い出として輝いている。

 

 しかも、そこに、より真実なる光があればある程に、そこに、より純粋なる感情の輝きがあればある程に、その思い出は、より一層、香り高い旋律を奏でているものである。


 あの時のあの悩み、あの苦しみ、あの悲しみがなかったら、この芸術的高さとこの深き味わいは、決して生まれなかったであろう。

 



◎ 永遠という視点に立った時、すべてのものをあるがままに愛さずにはいられない。それは、許すというよりも、もっと自然で積極的な感情である。

 

 

 

 

 

 

 

     by 天川貴之

  (JDR総合研究所・代表)