◎ 真なる幸福とは何か。それは内なる充実感(魂の悦び)ではないかと思う。

  では、内なる充実感とはいかにして得られるのか。それは内なる真性がより一層発揮されることによって得られるのである。



◎ この内なる真性をより一層発揮することとは、「魂の進化」と言い換えてもよい。

  この魂の進化は、順境の時でも、より一層、真理に適った愛の実践などをすることによって得られるが、一方、逆境の時であっても、その悩みや悲しみや苦しみと見えしものから魂の糧を汲みとり、それを魂の砥石として用いてゆくことによっても得られるのである。



◎ このことをよくよく考えてみれば、もうお前は、あらゆる悩みや悲しみや苦しみなどを恐れる必要もなくなってきたであろう。

 お前は、それを自分の未熟さの現れであるとしてマイナスに考えすぎて過敏になっていたようだが、本当は、それらすべてがお前を真に成長させてくれるありがたい魂の糧なのだ。
 だから、これより後、お前に降りかかってくるすべてのマイナスと見えしものに感謝せよ。そして、その中に置かれている自分自身に対して、堂々と胸を張っておれ。

 「今こそ、我は魂を進化させているのだ」と。

 

 

 

 

 

 

  by 天川貴之

(JDR総合研究所・代表)