最期2 | hiroのブログ

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次は父方の祖父やった。



この祖父は痴呆症になって深夜徘徊を数回したり、結核の疑いがあったりと、元気なぶん最後の方は手がかかっていた。


うちは母の両親と同居していたので、父方の祖父母は次男と暮らしていたけど、次男は自営業で独身やったから、介護とか看護とかは祖母と母と4男とその奥さんがすることが多かった。


最期は結核で入院した病院で、他県やったから間に合わず。


一緒に暮らしていないから、母方の祖父の時より実感がなかった。


それに、入院してからはお見舞いにも行けなかったから、病気やから、とか弱ってるところを見てなかったので。




この祖父の時だけ、私は結婚していたので、元旦那にお通夜とか来てもらうのめんどくさいな〜と思った。




それぐらい、他人事な感じ。






そのあと、父方の祖母が亡くなった。



何かで病院に入院して、そのあと家に帰っても自分の身の回りのことを出来んし、介護する人もおらんからってことで、病院併設の介護施設に入所させてもらった。


この祖母は入院すると凄くわがままで周りに迷惑をかける人やった。



まだまだ昔の元気な時に、股関節の手術で入院した時、夜中にいきなりお経みたいなのを大きな声で唱え出して、急遽部屋を替えられて、次の日何も知らん私がお見舞いに行ったら、看護師さんに嫌味を言われた覚えがある。



その過去があるから、どうやろ?と思ってたけど、まあ年齢がいっていたのと、介護施設なのでそういうのには慣れてるのか、そんなに問題はなかったみたいで安心したけど、病院に入院した時に喚き散らしたことがある。



調子が悪いから入院して、何か処置をしたんやろけど、ベッドにずっと寝とかなあかん、体はしんどい、食べたいもん食べられへん!ってことでイライラしとったみたいで、お見舞いの人は2人まで、防護服ではないけど、服の上に不織布のガウンみたいなのを着てヘアキャップつけて手指消毒して入って下さいってところにおるのに、





「殺してくれたらよかったのに!
こんなところに入れられて、しんどいし何も出来んし、イヤやわ!!!ムキームキームキー




って…





一緒にお父さんが病室に入ってたけど、何も言えずに黙って困ってたから、





「死ぬなら勝手に死ねや!ムキームキームキー
みんなあんたのこと思って病院入れてくれて、病院の人も看護してくれとんや!
死にたかったらさっさと死ねや!
そのかわり死にたがっとるやつの見舞いなんか絶対に来んからそれでええなら死にたい言えや!ムキームキームキー






大大大前提で、祖母が私のことを大好きで、お見舞いも来て来て〜の人やとわかってての暴言です。


これを嫁の立場の母が言ったり、見舞いにそうそう来れない父が言ってもただの暴言になるし、あまり効果がないと思います。





「ごめんえーんえーんえーん
そんなこと言わんといて〜えーんえーんえーん

お見舞い来て〜えーんえーんえーん







「ちゃんと看護師さんのいうこと聞いて、頑張って治そうって思うならちゃんと来る。」





「わかった!
ちゃんと言うこと聞くから」







とりあえず長居出来ない病室なのでそれくらいで出てきて、父には暴言吐いてごめん、と謝りました。



父は、俺が言っても意味がない、お前が言うたらちゃんと聞くんやから、言うてくれてありがとう、と言ってくれました。




そのあと、介護施設にうつって、良くなったり悪くなったりを繰り返して、夜中に施設で亡くなりました。