7月9日(日) またもや新成羽川ダムの上流部、広島県側に行ってきました。

 

「お前は何処に住んでるの?」そう言われそうです。新成には2週間前に行ったばかり。また行けるなんてこれっぽっちも思っていませんでした。全然予定にない、でも行かなければ行けないクレーム対応の出張が入ったんですよ、とほほ。

 

行先は福岡。福岡には車で1日では行けません。しかし途中で泊ると2日目は時間が余ります。あまり釣りをする気にもならなかったんですがホテルに13時にはチェックインできません。それに気分転換も必要かと思い一応新成羽川ダムを偵察していこうと。その際、この前の旭川ダムのようなラッキーがあったらもったいないので短時間だけでもできるように最小限の道具も積んでおこう。その程度の感じです。(だって予定外なのと、へとへとなんですよ。)

 

8時に新成の小町橋に到着。昨日の出発時の東京は快晴。しかしこの日の新成は深い霧に包まれた曇り空。「ひょっとすると?」と期待してしまいます。しかし今日は日曜日。この前のように釣り場が空いているとは限りません。しかしへら師が入っていれば釣れてるかどうか聞けるのでいいこともあります。

 

2週間前はこうでした。

 

それがこの日は、

「おおーっ、スゲー水増えてる!へら師も居るじゃん。」この前渓流状態だった小町橋の下にも水があります。後はへらが入ってきているかどうか?入っていてやる気があるかどうか?増水の割に濁りがないのが気になりますが...。

 

おおーっ、スゲー来てる。ひょっとすると釣れてるか?

 

疲れもあってここまでかなりブルーな気分でしたがやはり釣り場に来ると全然違います。もう気分は上々。へら師は全部で10人近く入っています。早速釣りをしている人のところに挨拶しに行きます。

しかし話を聞くと1枚も出ていないとのこと。竿は8尺。ゴミの中に竹枠を組んでの手前打ちです。昨日からやっているということですが誰も釣れていないとのこと。

「この条件でも釣れないのか?」釣れてないのなら偵察だけで止めるか?

 

いや、天気も曇りで条件良いので本流筋をみんながやっていない沖目の宙で少しやってみるか。

凄いルート。だんだんワイルドになってきました。

 

橋を右手に見る草地に釣り座を構えます。しかし仕度が終わった途端いきなりの土砂降り。「なに、これ?行い悪りーなー泣

 

16尺、1本で打ち出すとすぐにアタリ。おおっ、と思いましたが釣れてきたのはウグイ。

「お前は税金だな。良く16号のハリに食いつくなー。」

 

この後ウグイはポツポツ釣れますがへらの感じはなし。雨はひどくなる一方で水位がドンドン上がってしまい釣り座を3回も下げます。普通こういう時は地合が良くなるのですがこの日は全然ダメ。

 

お昼からは左の沢に入っていたゴミが全部出てきてしまいます。ゴミが流れ去るのを待っていると今度は茶色い水が流れ込んできます。

しかし水が濁ったせいか今まで流心でしかもじらなかったのに手前側でももじるようになります。ただ数は全然少ない。

 

ゴミはあるのですが手前が少し空いたので11尺を出して手前を打ってみます。少しウキは動きます。

しかし水が上がってくるのが早く、これ以上やっていると道が水没して帰れなくなる恐れが出てきました。無理は出来ない。雨が弱くなるのを待って13時に終了。やっていた人たちもみんな終了していました。

バックもいつの間にか水に浮いてました。帰り道は結構ギリだったです。

 

いや~、新成は難しい!この日の条件でも誰も釣れていない様子。自分がやっている3時間くらいの間にも50cm近く上がりました。条件的には増水中で絶好だと思うのですが魚の量も少なければへちにも寄って来ません。

 

帰り際、橋から見ていると水にまっ茶な濁りが入ったせいでへち寄りでももじりが出ていました。少しだけですけど...。これから良くなるのかな?

それにしても新成は難しい。前回は魚はたくさん見えましたが食わず。この日は魚が居ない。手前で叩いているのは鯉だけ。いったいどこにタイミングがあるのか全く分かりません。「ここはちょっと自分には無理かな?」そう思ってしまった釣行でした。