映画『からかい上手の高木さん』を観に行きました。


高木さんを演じるのは永野芽郁、西片は高橋文哉です。


『からかい上手の高木さん』は、


アニメ・劇場版アニメ・TVドラマでも公開されていた人気作品で、


TVドラマ版は今年の5月まで放送されていました。


ドラマでは、親の転勤でパリに引っ越すことになり


船に乗って島を出ていく高木さんを


西片が手を振りながら再会を誓うところで最終回を迎えました。


映画はその10年後の物語。


島で体育教師になった西片のもとに、


教育実習生として高木さんが現れるという設定で、ストーリーが展開していきます。


担任教諭役を演じていた江口洋介は、ドラマから引き続き映画にも出演。


昇格して教頭となり、生徒から部下になった西片を見守っています。


高木さんと西片、ふたりの恋はまどろっこしいくらいに純粋で、


舞台となった小豆島の、温暖でのんびりした風景に溶け込むかのように、


ゆっくりゆっくり、ゆっくりゆっくり進んでいきます。



劇中では、ドラマ版で流れた映像が回想シーンとして使われており、


ピュアな感情のまま大人になった2人が、効果的に強調されてよかったです。


登場人物の誰も傷つけず、誰も傷つかず、


おそらく映画鑑賞者全員が望んでいたそのままの、


ハッピーエンドで幕を閉じます。


Aimerが歌う主題歌『遥か』が胸に染みました。


(ひとつ気になったのは、
集落の道に咲く紫陽花が、3週間経っても咲き方が変化していなかったこと。
3週間前と後、という設定を同じ日に撮影したのでしょうか。それとも私の見間違い?)


オールロケとなった小豆島は瀬戸内海に浮かぶ、


人口約25000人の小さな島です。


劇中では、高台から海を見下ろしたり、学校の校舎から海が見えるシーンが幾度かあり、


周囲が山ばかりの盆地で暮らす私には、とても羨ましい光景でした。


小豆島で思い出されるのが、2008年放送の昼ドラ『ラブレター』



中高生時代を山下リオ、大人時代を鈴木亜美が演じた、


(ワタシ的には)昼ドラ史上最大の感動的ドラマです。


「俺がお前の耳になったる!」は今も心に残る名セリフです。


あのエンジェルロードをいつか渡ってみたいです。



My Little Lover/音のない世界(ラブレター 主題歌)