ありがたいことに懸賞で南座の招待券が当選し、
松竹新喜劇 お年玉公演を観に行きました。
芝居中は泣かない子だったのか、
泣き出したら場外に出て眠らされていたのか、
それとも赤ちゃん連れの観劇に寛容な世の中だったのか、
南座には生後間もなくから、しょっちゅう祖母に連れられていたそうです。
今は亡き藤山寛美に抱っこしてもらってギャン泣きするという、
大御所俳優に対して失礼極まりない赤ちゃんだったのよ、
と、育ったわが家の笑い話のひとつとして残っています。
何かコネクションがあったのか、趣味が高じてのことなのか、
私が子供の頃は毎年秋になると、
家族全員で松竹新喜劇を枡席で観るのが恒例でした。
祖母は浄瑠璃三味線を嗜んでおり、
その影響もあって家には和洋問わず楽器があって
今から思えば家中が音楽で溢れていました。
その割に私には音楽の才能がないというオチ(笑)
そして写真撮影タイムもありました。
またまた昔話になりますが、
若い頃に松竹の役者さんからアクセサリーを貰いました。
つきあっていたとかそういうのではなく、
同じアクセサリーをいくつも持ち歩いていて、
色んな女の子に挨拶代わりに配っているのを私も貰った感じです。
不思議なことに、そのアクセサリーを身に着けた日には
必ず私の周りに人が集まり人気者になるのです。
販売の仕事をしていて、売上を取りたい時も
アクセサリーを着けると沢山の人が商品を買いに来てくれる。
人を呼ぶアクセサリーでした。
お芝居の話から長文になりました。
演劇、音楽、美術、文学、スポーツ。
さまざまな場所にある感動に、今年もたくさん触れていきたいです。