ドラマの中で私が一番ウザいと感じていた登場人物が、
主人公 福子の母、鈴(すず)です。
実際には足軽の娘なのに、
何かにつけ「私は武士の娘です」の決めゼリフを盾に言い訳をする。
それでいて憎めないキャラとして成立していたのは、
鈴役を演じていたのが松坂慶子さんだったからでしょうか。
松坂慶子つながりで思い出したのが、大河ドラマ「春の波涛」
昨年 友人が、文化のみち二葉館(名古屋市)を訪れたことも、
記憶をたぐり寄せるきっかけになりました。
貞奴の夫となる川上音二郎を演じたのは中村雅俊。
今こうやって見ると若いですね。
元芸者の貞奴が伊藤博文に水揚げされるシーンは、
40年くらい前の古い作品ながら、よく覚えています。
あとは、貞奴の元恋人で、福澤諭吉の娘婿 桃介がやり手の実業家で、
事業を大きくしていったこととか、
音二郎の劇団が海外で旗揚げ公演を行なったことくらいで、
最終回がどんなだったかは覚えてないんですよね。
いつか時間ができたらアーカイブで観てみたいです。
武士の娘とは違って、好感度の高い役柄でした。
再放送の「まんぷく」も佳境を迎えています。
良いドラマは良い俳優とともに、長年の記憶に残るものです。