女性の多い職場で20年以上女性たちを観察していると、若い頃は何を食べてもあまり変わらない女性たちの体形や体質について、アラフィフになると明暗がはっきり分かれてくることに気づかされます

 

うちの職場は帰国子女が多くて、ランチには洋食を食べる女性が多いです。

都心の華やかなOLらしく、毎日朝はスタバやタリーズのコーヒーとドーナツやサンドイッチ、お昼はオフィス街に並ぶお店でイタリアンやフレンチやステーキランチなど、おしゃれなものを食べ、3時になるとカフェラテとクッキーなどを摘まむという感じです。

そういう女性たちはほぼすべて、アラフィフになると小太りのおばさん体形になり、高血圧などの薬を飲むようになっておりますし、婦人科の病気になる女性も多いです。

 

他方で、ごく少数派なのですが、若い頃に胃腸が弱くてあまり食べられないの…と言って少食だった女性は、アラフィフになってもスタイルが変わらず細くて、健康診断でも異常なしなんですよね。

 

職場でもっとも細いと思われる私の同僚は、10年くらい前にお話ししたとき、体重は38キロとおっしゃっていて、私と同じだわ!と感激したものでした。

私はその頃から子宮筋腫の食事療法としての少食に目覚め、それからずっと38キロくらいを維持しているのですが、彼女はただ胃腸が弱くて沢山食べるとお腹を壊してしまうのが怖くて少食になっているそうです。

そんな彼女の食事は、驚くべき少なさでした。

朝は青汁(粉を水に溶かして飲むタイプ)。

お昼はサラダだけとか、調子がいいときはヨーグルト、キウイなどと、あられを摘まむ程度。

夜は粉をお湯に溶かすスープや納豆などを食べているそうです。

時々、すごく調子がいいときは、サブウェイのサンドイッチがご馳走なのだとか。

そんな彼女はいま私と同じくアラフィフなのですが、お肌は真っ白でぴちぴち、白髪は1本もなく、虫歯もほとんどなく、風邪もほとんどひかないのです。(近くのデスクで毎日働いていたのでわかります)

もちろん子宮筋腫も生理痛もないそうです。

頭脳明晰で、一日中全力で(頭脳派の)仕事をして残業をしても、ミスをしません。

先日、彼女と健康のお話をしていて、骨密度も平均以上というお話でした。

 

世の中で少食や玄米菜食を実践している方は、無農薬や有機野菜を取り寄せたり、発酵食品やら特別の青汁を手作りしたりと、いろいろこだわって時間を使っていらっしゃる方が多いかと思いますが、彼女の場合は、普通のスーパーで売っているインスタントスープなどを飲んでいるだけです。それでも、やはり、一般的な食事をしている方よりも格段に健康で若いんですよね。食べるものの内容よりも量を減らすことが大事なのだと、彼女をみているとしみじみと感じます。

 

私の場合は、胃腸が強いので、ついつい食べすぎてしまうのがダメなところ。なので、彼女を見習いたいです。