前の記事に書かせていただいたように、身体のどこかで軽い怪我(組織損傷)が起きると、そこに血液が集まることで血流が起こります。それが子宮の毒を連れてきてくれて、排毒されるという理屈を使った民間療法のひとつとして、お灸もあるのだと自分では考えております。

爪もみや足つぼとは違うのは、お灸の場合の刺激は「火傷」に近いものを疑似的に利用することにあると思います。

身体のどこかで「火事」が起きたので、白血球などの免疫機能が動員されて、お灸をすえられた部分に駆け付けます。そのついでに、子宮筋腫にも免疫が働くことがあるかもしれない、という意味で「ついで療法」という名前をつけてあげたいです(笑)。

 

さて。

お灸は歴史もあって、煙も出るので、なんだか効きそうだなと思いました。

そこで、銀座にあるせんねん灸のショールームで、手軽に試せそうな商品をいくつか買いました。

つぼが書かれている冊子もいただいたので、それを見ながら子宮に効きそうなつぼを狙ってお灸をすえました。

毎晩、お風呂(半身浴)からあがったら、お灸をするのが習慣になった時期もありましたが、効果を感じなかったので、段々面倒になりました。

結論としましては、子宮筋腫はまったく変化なかったのですが、何となく、お灸をやっている=身体に良いことをやっているという安心感はありました。安心感は自信につながり、きっと身体に良い影響を及ぼしたはずです(笑)

 

ちなみに、うちは狭いマンションなので、煙が出ないものが良かったです。

ただし、煙が出ないものは、当然ながら熱くないので、効果が少ないような気がしました。

そんなとき、たまたま行った針治療で(そうそう、ハリ治療にも通った時期があったのです)、マンションだと煙が出るお灸はできないですよねーなんていう話になったとき、ドライヤーで温めるだけでもいいんですよーと言われて、びっくりしたのでした。

その施術師さんはお灸も専門なのですが、家では手軽に、つぼをドライヤーで温める方法をお勧めしているのだそです。

それを言ったら、ホカロンでもいいですし、熱いタオルでもこんにゃくでも、なんでもいいのでは、と思うようになってしまい、そうしたら次第に私は面倒なお灸からは遠ざかっていきました…。

面倒なんですよ。お灸は。お腹を出してじっとしていなくっちゃいけないので、せっかちな自分には時間の無駄に思えてきちゃったわけです。

あたためればいいのであれば、ホカロンを貼っておけばいいのでは、と思ったら、貼るタイプのお灸もあったので試してみました。体感としましては、小さなホカロンです。

 

 

 

 

 

 

 

凝り性なので、これらの商品はすべて使ってみました。

どれも使いやすくて心地よかったです。

子宮筋腫に対しては効果は出ませんでしたが、リラックス効果はありました。

そういえば、長生きした祖母はお灸が大好きで、プロを雇って、本物のもぐさを使ったお灸を毎週やっておりました。

古い日本家屋に住んでいると、お灸をばんばんやっても部屋に匂いがこもらないので、毎週でも毎日でもできるのでしょうね。そう考えると、昔ながらの木造の日本家屋は通気性が抜群だったのでしょう。

 

繰り返しますが、私の場合はがんばってお灸を継続しても、子宮筋腫は1ミリも小さくならなかったので、残念ながら、お灸には興味を失ってしまいました。

 

次はハリ治療について書かせていただきます♡