Parson Ⅰ 奥城 薫 | 書いたり描かなかったり。

書いたり描かなかったり。

小説と銘打っておきながら、結構駄文で埋まってマス(苦笑)

「Parson ~ 」及び英文ナドで始まるのが小説、ビミョーなタイトルのが駄文、ってコトで。(あくまでも予定)

「購買は、FCのコンビニが入ってて、二十四時間営業だから。売り切れる事もたまにはあるけど、心配は要らないと思いますよ。学食も、食堂の他にカフェテリアも在りますし、メニューも豊富で味もボリュームも心配なし。料金も財布に優しい安心設定だから、大丈夫ですよ」
 おぉ、詳細情報だ。わかりやすーい。コンビニ入ってるなら、泊まり込みなんかも大丈夫だよね。研究機関とか充実してるって学校案内に載ってたから、その手のサポートも問題ないだろうし。
「通学手段って、公共の乗り物以外は許可制なんですか?」
 今のところ予定はないけど、出来るなら免許取ってバイクか車に乗りたいし。一応聞いておこう。いざ乗り入れて停めるトコ無かったらバカみたいだもんね。
「学生は二輪車のみ許可が出ますね。車は職員・来客専用の駐車スペースしかないから無理かなぁ」
 矢継ぎ早、とは言えないけど、色々と下らない事を聞いてみる。さっきまでのテキトーな台詞まわしからして、あんまり期待してたわけじゃないけど、思ったよりきちんと答えてくれてビックリしたかも。
 こんな機会もうないだろうし、折角だからもーちょっと突っ込んだ話も聞いてみようかな、なんて考えてたら。

  ♪ ジリリリリン
     …… ♪

 今どきアナクロなベルを響かせて、壁際の黒電話が鳴った。
「はいはーい♪……はい、こちら只今面接中ですが……ええ、わかりました。はい……」
 一番近い席についていた面接官が、何でかベルに返事しながら受話器を取り、暫く小声で話し込んで。
「いやぁ、何だか時間おしちゃってるみたいだから、今日はこのへんにしときましょーねー。お疲れさまでしたー」
 困った表情をしながら受話器を置き、クルリとこちらに向き直るとまたヘラヘラ笑って頭を掻きながらそう言った。
「あ……はいっ。有難う御座居ました!」
 声に慌てて立ち上がり、三人にお辞儀するアタシ。型通りに礼をして、背中を向けないように注意しながら部屋を出る。頭を下げた時にこっそり腕時計を確認してみたら、いつのまにか三十分近くも経ってて。先刻の電話は時間が掛かり過ぎてることを注意するためにかけられたのかな、なんてコトをチラリと思う。
「あぁ、そうだ。奥城さん、だったよね」
 ドアを閉めようとするアタシに面接官の一人が笑顔で話し掛けてきた。
「……?……はい」
「春の入学式に逢える事、楽しみにしてますね。また色々お話しましょう」
 言いながら戸口までわざわざ歩み寄ってきて、右手を差し出す。握手、かな……?
「あ……はい。また、色々質問させて頂きたいです」