3月のダイヤ改正で昼間の減便が騒がれている田園都市線。
15分サイクルが20分サイクルに改められる事は既にニュースリリース等で報じられているが、東急のダイヤは昭和の時代に遡っても基本は15分もしくは30分が1サイクル。
田園都市線と新玉川線が直通運転し、大井町線が系統分離した1979年からの変遷をまとめてみた。
【1979年8月】
渋谷~長津田
快速:2本
各停:6本
長津田~つきみ野
各停:4本
快速の待避・待ち合わせ
鷺沼
快速停車駅:渋谷~二子玉川園の各駅、溝の口、鷺沼、たまプラーザ、青葉台、長津田
田園都市線~新玉川線~半蔵門線の終日直通運転開始。
二子玉川園~大井町は大井町線に系統分離し、同区間の折り返し運用へ。
快速・各駅停車2本は長津田で打ち切られ、長津田から先は本数が半減していた。
◎同年9月に半蔵門線永田町延伸、1982年12月半蔵門線半蔵門延伸、1984年4月に中央林間全通後もこの体制は維持された。
◎1981年4月より半蔵門線8000系営業運転開始
◎1983年1月より10両編成、朝夕ラッシュ時の急行運転開始。
【1989年1月】
渋谷~長津田
快速:2本
各停:8本
長津田~中央林間
各停:6本
快速の待避・待ち合わせ
鷺沼、長津田(長津田で中央林間発着の各駅停車と接続)
半蔵門線半蔵門~三越前開業と同時にダイヤが改正され、各駅停車が2本増発された。
快速の長津田打ち切りは変わらないが、長津田で中央林間発着の各駅停車と接続を取るように改められた。
急行はダイヤ改正の度に増発され、平日朝・夜のラッシュ時は全列車急行に統一。
この頃に設定されていた土曜ダイヤでは、急行は朝のみで夕方から夜間は快速で昼間のダイヤを基本としていた。
◎1993年3月に半蔵門線水天宮前へ延伸。
今までは専ら各駅停車のみに就いていた営団車両の優等列車運転開始。
【1996年4月】
渋谷~長津田
急行:2本
各停:8本
長津田~中央林間
急行:2本
各停:6本
急行の待避・待ち合わせ
桜新町、鷺沼、長津田
急行停車駅:渋谷、三軒茶屋、二子玉川園、溝の口、鷺沼、たまプラーザ、青葉台、長津田、中央林間
昼間の快速を全列車急行に格上して種別を統一し、渋谷~中央林間全線で優等列車の運転を行うようになった。
3月のダイヤ改正までの骨格となったダイヤと言ってもいい。
◎2000年より土休日に急行の南町田臨時停車を時期限定で開始。
◎2000年8月に目蒲線の運転系統変更と同時に渋谷~中央林間を田園都市線に統一し、二子玉川園を二子玉川に駅名改称。
◎2001年7月に田奈の変電所が落雷で電力不足に陥りラッシュ時は一時的に全列車各駅停車で運転。
◎2002年3月より急行停車駅にあざみ野を追加。
2003年3月に半蔵門線延長に伴い東武との直通運転を開始するまで基本的なパターンは変わらなかった。
以降については②にて。