数年前まで、この時期に1年間頑張った自分へのご褒美にフラワーアレンジメントを買っていた。
その次は自分で教室に通って、フラワーアレンジメントを作るようになった。
今は、療養中で教室も欠席。
ここ最近は、豪華なフラワーアレンジメントを見ると、なんだか色が沢山ありすぎて疲れてしまい、落ち着いた色のドライフラワーをずっと飾っていた。
ドライフラワーは、嫌いだった。
でも、今は落ち着いた色合いで心も落ち着くし、何より手入れが楽なので良い。
生花は枯れてしまう。
枯れるのは当たり前だけど、せっせと水を変えて世話しても結局枯れて何も無くなってしまう。
ドライフラワーならいつもそこにあるので、ほのぼのと落ち着く。
でも、12月に入って新しい年が来る、と意識し始めると、長く置いていたドライフラワーを替えたくなった。
かと言って、以前のようなアレンジメントは気分が重くなる。
そっか、沢山無くても良い。
それはたまたま花屋さんの前を通りかかった時だった。
真紅の開きかけたバラが目に入った。
一輪挿しにしよう。
1本だけだから、と思ってお会計の時、私が見ていた値札が別の花だったようで、本当の値段を知って意外に高くてびっくりした。
ま〜この時期にバラはそうなるよね、と心の中で苦笑いしながら花屋を出た。
久しぶりに出してきた花瓶に飾る。
冬の切り花は長持ちして良い。
少しずつ少しずつ花が開いていく。
香りも安定の濃く深く甘い匂い。
今の気分にちょうど良い、新年の準備が出来た気がする。

