浅野

カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。

 

いつもありがとうございます。

 

さて、今日もかなりニッチな恋愛コラムをお届けしたいと思います。

 

よろしければどうぞ。

 

 

○「執着メーカー」なパートナー

 

「別れた彼のことが忘れられません」

「彼のこと、ちゃんと愛せるのは私だけだって思うんです」

「確かに彼女と別れました。ただ、別れたとしても彼女も僕もこれから幸せになれるとは思えないんです」

 

このような別れた恋人に対する思いをカウンセリングの現場で伺うことは稀ではありません。

 

ただ、よーくよーくお話を伺っていくと

 

「ん?そのパートナーさん、あなたに執着させるモーションが多かったのかもしれませんよね」

 

なんてケースと出会うこともあるんです。

 

要は、パートナーの執着心を煽るような言動をする人がいても不思議ではない、ってことなんですが。

 

ね、なかなかニッチな話だと思いません?

 

 

○「執着メーカー」とはどんな人なのか?

 

「執着メーカー」とは僕が勝手に作った造語なのですが

 

執着メーカーさんは、パートナーに対して、こちらへの執着心(失いたくないなど)を煽るような態度や振る舞いを繰り返すことがあるんですよ。

 

もちろん、それがいいかどうかは別にして、の話ですよ。

 

例えば、「今まであなたみたいに優しくしてくれた人はいないわ」「こんなに私と(体の)相性が合う人はじめて」「ずっと僕のことを考えてくれているなんて嬉しいよ」なんて言葉を、関わり合いの中で散りばめるような人。

 

他にも、「あなたと一緒にいられなくなったら私どうしたらいいの?」「君と一緒にいられないなんて考えられないよ」なんて言葉を頻繁に使う人。

 

もちろん、その言葉が心からの愛情、感謝や相手への承認なのであれば、全く問題はありません。

 

が、相手からの興味を引く目的で、相手をこちらに夢中に指せる目的で、そういった言動を使う人もいないわけじゃない、といいますか。

 

とかく「あなたは、君は特別だ」という言葉を使うことが多いかな、という印象が僕にはありますけどね。

 

まぁ言い方は別にして、これも一つのコントロールの心理だと言えなくもない、といいますかね。

 

 

○執着メーカーの心理とは

 

で、ですよ。

 

執着メーカーさんの心理って、実は「相手に執着させることに執着している」なんて形になっている場合も少なくないんです。

 

つまり、執着メーカーさんもまた何らかの執着を見せている可能性があるよね、という話なんですね。

 

例えば、相手に執着させることで自分の心の安全(安心じゃないですよ)を確保しようとしている部分もあるようです。

 

 

・そもそも執着を手放すとは「愛情を選択すること」

 

ただ、そもそも執着は愛とは呼べず、執着を手放すことこそ愛情を取り戻すこと、選び直すことになるんですね。

 

例えば、「彼以外に私のことを分かって(理解して)くれる人はいない」は執着であって愛ではないわけです。

 

「私のことを、ちゃんと分かってくれてありがとう」は愛情を選択していると言えるんです。

 

ということは、相手をこちらに執着させようという気持ち、それに伴う言動も、実は執着の形をしている、と見ることもできるんです。

 

つまり、執着メーカーさんは、愛しているようで、執着という形の関わり方をしてしまう人、とも言えそうです。

 

その執着がなんとなく醸し出す、ちょっとした不安や儚さ。

 

それをそばで見た人ほど、おそらく「私が、僕が相手のことを守ってあげないと」と思いやすくなるのではないだろうか、と僕は考えたりするんですね。

 

要は、相手の執着にこちらも執着する形が続きやすい、ということ。

 

だから、執着メーカーさんとの関係が終わったとしても、「今までありがとう」とはなかなか思えず、相手のことが忘れられず「別れてもなお、まだなにかしてあげたくなるだろう」と僕は考えることがあるんですね。

 

もちろん執着メーカーさんが悪いとか、その人に執着する方が悪い、といった話では決してありませんよ。

 

 

○執着メーカーな元カレ・元カノさんとの関係に区切りをつけるには

 

さて、もし執着メーカーな元カレ、元カノさんとの関係に区切りをつけるとしたら、どうすればいいでしょうか。

 

答えは非常にシンプルで、こちらから「愛情を選択すること」を進めればいいのです。

 

 

例えば、「彼のこと、ちゃんと愛せるのは私だけだって思うんです」と思うなら、「彼を大切にしてくれる人はたくさんいる。私もその一人。」という思いを選択すること。

 

「彼女と別れたけど、このままでは彼女も僕も幸せになれるとは思えない」と思っているならば、「彼女も僕も私もまた幸せになれる人と出会えると思う」という愛を選択することです。

 

 

なかなか選択しがたいと感じやすいものですし、ここでは「相手に執着することが愛だ」と認識しやすいものかもしれません。

 

が、ここでぐっと自分の気持と向き合って、自ら愛情を選択することができると、自分自身の心がスーッと軽くなったり、悩みも深刻ではなくなりやすいんですね。

 

もちろん執着が悪いというわけではありません。

 

ただ、執着は視野を狭め、何より自分自身が苦しいものなので、手放す準備ができたら手放した方がいい、ということなんですね。

 

 

今日は以上です、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

\この記事を書いた人/


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」

 

「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のリピーターが多い。

そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。

 

口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。

 

スマホ心理カウンセラー浅野寿和 オフィシャルブログ

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